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2019年3月29日

10589:眼疾患に関連する栄養素の概要:

目の病気を発症するリスクは、一般に年齢が上がるにつれて高まる。年齢にも関連して増加する最も一般的な眼疾患は次のとおりであり、それに関連した栄養素は次の様に論じられている。

1, 緑内障:緑内障は視神経の進行性の変性に伴う特徴的な視野変化によって特徴付けられる眼疾患のグループである。視神経は目(網膜神経節細胞)から外側膝状体を経て大脳視覚領へ視覚情報を伝達するが、その神経線維の脱落が視野の欠損として視覚障害症状を惹起する。こうして緑内障は視力低下や失明の原因となり、現在の日本では24%と最大の失明原因となっている。特定の栄養素の欠損と緑内障の直接の関連はないが、抗酸化作用のある栄養素ではサプリメントとして推奨されるものが存在する。

2, 白内障:眼の中のレンズである水晶体が白濁する状態である。加齢性白内障は、世界に眼を広げると、まだ手術療法は十分に普及してはいないので視力障害と失明の半数を超える主な原因となっている。日本国内では、白内障摘出術と合わせて行われる人工水晶体挿入がすでに主流であり、他の疾患を合併しなければ、最終的には失明することは少ない。白内障の進行がビタミンCの補充で遅らせることが論じられる。サプリメントとしても、加齢に伴う白内障の進行を果たして遅らせることが可能かが話題となる。

3, 糖尿病性網膜症:糖尿病性網膜症は日本人の失明原因の20%を占める。糖尿病および視覚障害および失明の主な原因に関連して、高い血糖値が網膜血管を損傷すると、網膜症が発症する。炭水化物の摂取制限などのカロリー制限は、血糖コントロールの基本であるが、糖尿病における網膜病変の進行を遅らせるサプリメントとしての栄養素も最近盛んに論じられる。炭水化物制限食を進める向きもあるが、炭水化物の不足が老化を促進するという説もある。  

4, ドライアイ:ドライアイは涙液が足りず、目が乾く原因となり、不快感や潜在的な視覚障害を引き起こす。ビタミンAは煙幕の機能を正常に保つのに必要であり、そのほかにも眼表面を正常に保つのに必要とされる栄養素には長鎖オメガ-3脂肪酸EPAとDHAや, ガンマ6脂肪酸のガンマリノレン酸などが論じられる

5, 黄斑変性:黄斑は網膜の中心部のことである。キサンチンなどの色素が多いので、眼底を見れば網膜中心部は黄色がかって観察される。加齢黄斑変性(AMD)は、先進国における失明の主な原因の1つであり、近視性黄斑変性症も黄斑部に多発して眼鏡を使用しても良好な視力を得ることができない永続的な失明の原因となる。古くから、網膜視細胞における視物質の前駆物質としてのビタミンAの重要性が論じられたが、最近はω3脂肪酸のEPA、そしてルテイン、キサンチン、ゼアキサンチンなどがサプリメントとして黄斑変性症への投与がエビデンスのある栄養素として論じられるようになっている。

眼が持つ栄養素に関連した危険は、個人の持つ遺伝子にある程度左右されるが、食事からの栄養摂取は主要な役割を果たすかもしれない。また、サプリメントの応用も時には有用で有ろう。

参考文献

Categorised in: 視力低下