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2018年9月24日

文字を読むことが困難な人のために開発されたスマートグラス「OTON GLASS(オトングラス)」記事紹介です

眼科医清澤のコメント:三宅琢先生が眼科リハビリの講演で、アイフォンで景色からテキストを取り込み、音声データにして聞くという方法を説明していました。この記事のオトングラスは同様の道を辿る為のまとまった機械のようです。これなら今の弱視者用装具の拡大読書器より数倍の利用者が見込めそうです。レーベル病の様に周辺視野があって、中心暗点で両眼視力が低い人に良さそうです。私にも「製作者と弱視者をつなぐような(人脈を生かして清澤眼科医院通信的な)動きが出来たら良いな」と思いながらこの記事を読みました。

  ――記事の要旨は―――

http://eetimes.jp/ee/articles/1809/18/news001.html

手のひらサイズで低コストコンピュータ「Raspberry Pi(ラズベリーパイ、ラズパイ)」は、教育やホビー用途として開発された。そのラズパイが今、転換期を迎えている。業務用途での採用が、当初の教育用途を上回っているEE Times Japan 2018年09月18日

ホビー・教育から業務用途へ

 出荷台数が伸びていく中で、開発元の英国Raspberry Pi財団が予想していなかった変化、つまり業務用途で使われることが多くなった。

 文字を読むことが困難な人のために開発されたスマートグラス「OTON GLASS(オトングラス)」。OTON GLASSをかけて読みたい文字の方を向き、ボタンを押すと、書かれている文字が音声で読み上げられる。眼鏡部分に搭載したカメラで撮影した画像をクラウドにアップロードし、クラウド上の画像認識エンジンで写真に含まれている文字を抽出。音声合成エンジンで文字を音声データに変換し、そのデータをダウンロードしてOTON GLASSから再生する。

 島影圭佑氏の開発が始まり、3カ月でプロトタイプの開発までこぎつけた。現在の第3世代では「Raspberry Pi 3 Model B」を使用している。

 「OTON GLASS」の外観、現行バージョン。

プレゼン資料ではなくプロトタイプを

 ラズパイを中心とした確固たるエコシステムが形成されている。カメラやバッテリーなど、ラズパイを使って機器を開発する際に必要な部品や、設計情報のログなどが、確立されている。蓄積された“知”が共有されるという恩恵によって、スピーディな開発が可能になる(島影氏)

 ラズパイがネットワークと連携しやすいという点も決め手。ラズパイは最初からインターネットにつないで設計もできるし、クラウドサービスとの連携もしやすい。オトングラスにはハードウェアエンジニアとソフトウェアエンジニアが1人ずつ在籍しているが、ソフトウェアエンジニアでさえ、ラズパイを使ったことがあるという。

実際にモノがあった方が、説得力は格段に上がる。

 現在、OTON GLASSは完全受注生産で、1台1台、組み立てている。「OTON GLASSは現在、プロトタイプとプロダクトが重なっているような状態だ。必要な人に実生活で使ってもらい、そこからフィードバックを得てブラッシュアップをしていきたい」(島影氏)

業務用途を見込んだ機能強化

 月産される50万~60万台の約60%が業務用途向け。つまり、今やラズパイは教育用途よりも業務用途が上回っている。ラズパイの最新版である「Raspberry Pi 3B+」では、こうした業務用途を後押しする機能強化を図っている。

その一つがネットワークブート機能。接続しているサーバ上からOSのデータをブートするので、機器としての信頼性も向上する。

「日本製ラズパイ」の強み

もう一つの強みがが、「日本製」。最新バージョンでも採用されているRaspberry Pi 3 Model Bは、ソニーが所有する稲沢工場(愛知県)で製造される。プロトタイプの設計を変えずに量産できるというメリットがある。

プロトタイプありきの開発を

 ラズパイをプロトタイプから量産まで使用できるということは、開発期間の短縮を図れる他、長い目で見ればビジネスチャンスの拡大にもつながる。

 モノがあれば、使ってもらってフィードバックを得られるのも速い。開発側は、プロトタイプ作成と検証のサイクルを短期間で繰り返すことができる。モノづくりのスタート地点が、「コンセプトを説明する資料」ではなく、「コンセプトを具現化したプロトタイプ」になることで、ハードウェアでもアジャイル開発を実践できるようになる。

信頼性が高く、日本国内から安定的に大量供給が可能なラズパイは、プロトタイプありきの開発に適したマイコンボードとして、コンセプトを具現化し、ビジネスにつなげていくための強力なツールとなるだろう。

Categorised in: 視力低下