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2016年4月8日

7629:老眼鏡にサヨナラ、角膜内にリング挿入で視力改善

老眼鏡にサヨナラ、角膜内にリング挿入で視力改善

「カムラ」を埋め込んだ人の87%が老眼鏡をかけずに新聞を読めたという

清澤のコメント:翻訳調の読みにくい記事ですが、角膜にリング状で色のついた薄いドーナツ型の円盤を埋め込み、dぷ光を小さくすることで、焦点深度を深めて、近くの文字も見やすくしようというものです。日本でもすでに移植をしている医師がおり、移植された患者さんを実際に見たこともあります。
 まあ、わたくしとしては今は様子見といたします。飛びつかない方が無難と思います。この記事では、話している医師が製造会社の利害関係者であるかどうかを明らかにしようとしている姿勢が見えます。

  ―ー記事引用開始ーー
カムラを角膜に埋め込んだ508人の視力を3年後に調査したところ、87%が明るい場所で老眼鏡をかけずに新聞を読むことができた ENLARGE Photo: iStock

By LAURA JOHANNES

2016 年 3 月 31 日 14:48 JST
BN-NG430_aches0_J_20160324171140 老眼鏡をかけるのは、歳を取るのが嫌なことの上位に上げられる。

 だが、アキュフォーカス(米カリフォルニア州アーバイン)が開発した黒いドーナツ状の薄いリングを片方の目の角膜内に埋め込むと、老眼鏡なしでも手元が見やすくなる。

 この「黒いドーナツ」を埋め込んだ508人の視力について、アキュフォーカスが資金援助して3年後に調査したところ、87%が明るい場所で老眼鏡をかけずに新聞を読むことができた。一部の人は手術直後に視力が改善したが、大半の人は、手術後の数週間から数カ月を経過し、傷が癒え視神経が片眼で物を見ることに慣れるに従ってよく見えるようになったという。
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 黒いリングは「カムラ」と名付けられ、2015年5月から米国で手術が始まった。近くのものに焦点を絞る能力の衰え、つまり老眼と闘うため眼に埋め込んで使われるものとしては初めて米食品医薬品局(FDA)の承認を受けた。埋め込むという意味の「インレー」と呼ばれるこうした医療器具は、最近有望視されている市場だ。

 大規模な臨床試験は、遠視力に問題がない人々を対象に行われた。医師らによると、現在はレーシック(レーザーを角膜に照射する手術)を受けた人にもカムラ埋め込み手術が行われるようになっているという。

 ニューヨーク大医学部の臨床医学教授、エリック・ドネンフェルド氏は、「これは現時点ではベストな選択肢だと思う」と述べた。

 カムラ埋め込み手術は、広く行われている「モノビジョン」と呼ばれるレーザー手術とは異なる。モノビジョンでは、片眼を近くを見るために、もう一方の眼は遠くを見るためにレーザーで手術する。だが、カムラを埋め込んでも両目で遠くを見ることに支障はない。ドネンフェルド氏によると、埋め込んだ方の眼が少し暗くなり少し遠くが見えにくくなるが、ほとんどの人がその違いに気づかない程度だという。同氏はカムラ埋め込み手術を行うビジョン・グループ・ホールディングスのTLCレーザー・アイ・センターで医療ディレクターも務めている。同センターは全米各地でこの手術を行っている。

角膜に埋め込まれたカムラ ENLARGE

 手術に要する時間は15分ほどで費用は3500~6500ドル。保険の適用はない。ニューヨークの医師、マーティン・L・フォックス氏によると、もし気に入らなければ外すこともでき、元の視力に戻すことができる。同氏はアキュフォーカスと直接的な関係はない。カムラによって眼鏡が必要な場面は減るが、暗いところや非常に細かな作業が必要になる場合は眼鏡をかける必要があるという。

 カムラを埋め込んでいることは見た目にはほとんど分からない。しかし青い目の人の場合、カクテルパーティなどでは気づかれるかもしれない。フォックス医師は約50例の手術を手掛けた。

 一方、FDAが行ったカムラ審査パネルのトップを務めたニール・ブレッスラー氏は、アキュフォーカスがFDAに提出した米国内での大規模試験の結果を見たときは安全性への不安の声が強かったと話す。同氏はジョンズ・ホプキンズ・ウィルマー眼科研究所網膜科の眼科医だ。審査パネルに提出された要約によると、手術を受けた人のうち8.9%は、問題が起きたり結果に満足できずカムラを外した。最も多かったのが「遠視の進行」で、手術の後、近くを見る視力が落ちたためだ。次は十分な効果を得られなかったとか、カムラが眼の中に見えるのが嫌だといった理由だった。合併症が起きた例もあった。結局、審査パネルは利益がリスクを若干上回ると判断し、カムラは昨年4月にFDAの承認を受けた。

 しかし、昨年5月の発売後は「発表されるごとにデータがどんどん良くなっていった」と、ニューヨーク・ロングアイランドの医師マルグリート・マクドナルド氏は語る。1987年にエキシマ(紫外線)レーザーによる手術を世界で初めて行ったことで知られる同氏は、かつてアキュフォーカスの顧問を務めたことがあり、少数ながら株式も保有している。

 アキュフォーカスの臨床・規制担当役員のニック・タランティーノ氏によると、昨年5月の発売から今年3月11日までの期間で、いったん埋め込んだカムラを外した人は1696例のうち14例(0.83%)。成績が改善してきた理由については、最先端のレーザーを使用し正確に埋め込めるようになったためとみている。
  --引用終了---

Categorised in: 視力低下