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2020年2月16日

11517:都内の中学生、9割が近視!? 子どもの視力低下の背景は 防止策は;記事を抄出して紹介

清澤のコメント:近視進行抑制の研究をしている主な大学は本記事の慶応大学と東京医科歯科大学が双璧です。しかし、近視進行は緩徐であり、治療効果の確認実験にも長い時間が必要です。坪田先生は近視進行抑制へのバイオレットライトの効用を述べておいでですが、そのエビデンス確立にはもう少し時間が必要でしょう。しかし、彼らの唱える7つの方法は始めて見て損はないと思います。

2/14(金) 12:12配信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200214-00010000-edua-life&p=1

子どもの近視が増えている。慶應義塾大学研究グループの坪田一男教授のインタビュー記事。

世界で近視が急増。日本でも東京都内の小中学生が増加傾向

東京都内の小中学生約1400人を対象に行った調査によると、小学生の76.5%、中学生の94.9%が近視。しかも、中学生では少なくとも9.9%が「強度近視」だった。
近視は世界的に増加傾向。特にその勢いは日本をはじめとした東アジアで顕著。1950年からの約60年間で20歳の近視の人が約4倍に増加している。しかも近年では、大人になっても進行が止まらない人が増えている。
「子どもの近視はたいがい進行する。進行して強度近視になる人も増える傾向。近視が強いと、加齢とともに、網膜剥離や黄斑変性、緑内障といった、失明や重度の視力障害につながる病気が合併症として起きやすくなる。ある地域では、重篤な視力障害の第一位は、近視性黄斑症という、強度近視の合併症による。

近視の原因として注目されている「外遊びの減少」

近視の原因は、「遺伝」と「環境」だと考えられてきた。近視のエビデンスは、小学生から高校生の間に最も急激に進行すること。勉強や読書との関係性もよく指摘される。デジタル機器との関係を示す結果は出ていない。多くの研究者が近視急増の要因として注目しているのが、『屋外で遊ぶ時間』の影響。
屋外活動による近視抑制効果は、認められている。要因としては「太陽光の量や強さ」「ビタミンD」「外で体を動かすこととの関係」などだが、不詳。近視進行抑制には、眼軸長の伸びを抑えることが必要。坪田教授のグループは、ヒヨコを用いた近視実験の結果、眼軸長の伸びを抑制するのは、360-400nm可視光線(紫光)です。子どもたちでこれが失われている。紫外線のリスクを考慮してUVカットが施されるようになり、紫外線とともに、バイオレットライトもカットされてしまっている。しかも、屋内環境で使われている蛍光灯やLEDライトにはバイオレットライトは含まれていない。

普段の生活の中で取り入れたい「近視予防7項目」
伸びてしまった眼軸長を戻す方法は今のところない。推奨されている予防法は、外で遊ぶこと。理想は毎日2~3時間。日光に当たることが大切で、運動はあまり関係ないという報告もある。外の光環境は強いので、日陰でも十分。また、睡眠不足や長時間の近見作業も近視との関連が指摘されている。家庭でできる対策として坪田教授が勧めるのは、「近視研究会」が作成した「学童の近視進行予防7項目」。
1) 1日にできれば2時間は外で遊ぶようにしましょう。
2) 学校の休み時間はできるだけ外で遊びましょう。
3) 本は目から30cm以上離して読みましょう。
4) 読書は背筋を伸ばし、良い姿勢で読みましょう。左右どちらかが本に近い状態にならないよう、均等な距離になるようにして読みましょう。
5) 読書・スマホ・ゲームなどの近業(近くを見る作業)は1時間したら5~10分程度は休み、できるだけ外の景色を見たり、外に出てリフレッシュしたりしましょう。
6) 規則正しい生活(早寝早起き)をこころがけましょう。
7) 定期的な眼科専門医の診察を受けましょう。:出典:近視研究会
坪田教授ら研究チームは、バイオレットライトが透過するメガネを開発し、「JINSバイオレットプラス」としてすでに市販されているほか、近視進行抑制の臨床研究もスタートしている。
「現代は電気の発明によって夜が明るくなり、自然のリズムと異なるライフスタイルが問題になってきている。目だけでなく、子どもたちの体と親御さんの健康を考えても、日光を浴びて外で遊ぶことは非常に大切」
(撮影:辰根 東醐 編集:阿部 綾奈/ノオト)田幸和歌子 ライター

Categorised in: 近視、強度近視