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2021年1月24日

12600:私のぶどう膜炎治療:九州大、園田教授(東京都眼科講演会から)

最近のぶどう膜炎の頻度がサルコイド―シすス、VKH(原田病)、ヘルペスと変わった。PCRで決定できるヘルペスが増えたことによる。また仮面症候群(悪性リンパ腫)も増えている。

ぶどう膜炎の治療の基本はステロイド使用と瞳孔管理(癒着防止)である。

まずはステロイド局所投与を行う。トリアムシノロンのテノン嚢内投与など。

VKHはパルスなどの全身投与をしないと遷延が多くなる。

ステロイドが効かない時には感染性ぶどう膜炎や仮面症候群も考えよ。

ぶどう膜炎:女性が多い。非感染が50%、感染は15%など。本日は以下の3項目を解説する

1、強膜炎:「疼痛と霧視。網膜剥離があって硝子体切除もされた。両側に剥離がある。(原田病?):MPO-ANCA陽性でANCA関連血管炎に伴うぶどう膜炎と診断した。遅れて強膜も薄くなってきたから、ANCA関連血管炎でよかったのだろう。ステロイドの使用にあたあたっては劇症肝炎を避けるために、B型肝炎の検査が必要(HBs抗原、HBs抗体(高い方が良い)、HBc抗体を)ステロイド使用の前に調べる事。骨粗しょう症の予防と治療のガイドライン。スコア3以上にはアンドロネート・ビホスホネートなどが必要。ニュウモチスチス肺炎にも注意(20mgで4週ではST合剤を使用)。最近は行うことが増えてきた。(1928海と毒薬のころ門にアーチができた)

2、小児ぶどう膜炎(JIA)のしんだん:若年性特発性関節炎:16歳以下で発症する関節炎。白内障手術では虹彩を徐々にはがしてゆく。前嚢を染めて前嚢切開して白内障を取り、人口レンズ挿入⇒後嚢切開。ステロイドをずっと使うと成長障害になるからステロイドは減らす。リューマトレクス(MTX・メトトレキセート)はステロイドに合わせて使う。予防的にMTXを使うこともある。 ヒュミラ(アダリムマブ)もステロイド併用で使われる(これはTNFを)中和する。これでステロイドの減量ができる。感染や仮面もあるから原因不明にいきなりアダリムマブは避けよう。

3、ウイルス性ぶどう膜炎:36歳片眼を失明していて10年後に他眼に出た。網膜周辺部に白色融合白斑。(手術:エンサークリングと併せて硝子体切除し、シリコンオイルを入れる。シリコン抜去が次の勝負)視神経萎縮も起きる。サイトメガロ網膜炎(炎症がないのが特徴だ。)もある。最近はエイズでも相当コントロールできるようになった。

3-1、エイズの例。前房細胞

3-2;白血病で剥離:前房細胞(免疫不全ではない)。再三の手術でSF6使用。壊死部と健常部の間にひきつれが起きる。

Immune Recovery Uveitis:免疫回復後の患者の 17%に見られる。

3-3:両眼に暗い影。関節リューマチでMTXなど使用された。角膜後面沈着物。抗核抗体高値。周辺部に無潅流域:CMV慢性網膜壊死

3-4:CRNの背景となる免疫状態での網膜アバスクラ―エリア:

ウイルス網膜炎は本当に予後が悪い。九大では1型、2型、3型を分ける。

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