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2020年10月16日

12364:ウィリス眼科病院チーフラウンド症例検討会:10月16日①剥離を伴うトキソプラズマ症、②緑内障術後の脈絡膜剥離症例

ウィリス眼科病院チーフラウンド症例検討会:

清澤の聴講印象記:

本日の症例検討会はウイリス眼科病院の救急外来から2例。トキソプラズマ症と緑内障術後の脈絡膜剥離でした。夕方の診療終了後検討会開始まで2時間待ってPM8:00~1時間視聴しました。英語と眼科の勉強にはなります。

  • 58歳、片眼に硝子体混濁を伴う剥離。感染、炎症、新生物を考えるが。VKHやサルコイドも鑑別に加える。プソリアチック関節炎があって、コスタリカへの旅行歴もある。心臓の滲出物を伴う心不全の異常も有る。フォスカネットとクリンダマイシンを前房に入れた。ライム病を含む血液検査もした。その中からトキソプラズマが出た。心筋炎もそれだろう。クリンダマイシンとデキサメタゾンを硝子体に注射した。2月後に剥離と新しい裂孔が見つかった。これは見落としではなくて、強い硝子体炎に伴う裂孔形成の報告が多い。免疫不全におけるトキソプラズマの再活性化が多い。クリンダマイシンとデキサメサゾンの硝子体注射が行われる。
  • Faridi A, Yeh S, Suhler EB, Smith JR, Flaxel CJ. Retinal detachment associated with ocular toxoplasmosis. Retina. 2015 Feb;35(2):358-63. doi: 10.1097/IAE.0000000000000279. PMID: 25127047.
  • 67歳、POAG。右眼圧2、DMと高血圧あり。浅前房で虹彩後癒着、フィブリンも出ている。脈絡膜剥離もあり。脈絡膜剥離:漿液性と出血性に分けられて、3段階がある。緑内障術後のニードリングが原因のこともある。サイクロプレジクス使用。手術ならば?オーバーフィルトレーとか?シリアリーボディーシャットダウン?かを考える。マイトマイシンの所為か?強膜後方に三角な小さなフラップを作り、脈絡膜上の水を抜き、レンズも取って人工水晶体を入れる。三角フラップは水晶体切除などの都度に縫合して脈絡膜破裂などを防ぐ。一日で眼圧は5まで戻った。しかし術後3週では再度眼圧低下し、レンズは前に向かって押し出してきた。

Categorised in: ぶどう膜炎