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2020年5月29日

11928:急性梅毒性汎ブドウ膜炎患者における裂孔原性網膜剥離:論文紹介

清澤のコメント:5月27日のWills Eye 網膜カンファレンスでは両眼に硝子体混濁を示し、HIVの既往のある男性の症例を検討していました。一見、急性網膜壊死を思わせるのですが、多くの疾患の可能性をあげられるか?という所が重要でで、結論は梅毒性汎ブドウ膜炎だったという症例でした。そのまとめ部分で紹介されたのが  https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.3109/09273948.2014.925122?journalCode=ioii20 のこの論文です。
Sara J Haug他 Rhegmatogenous Retinal Detachment in Patients With Acute Syphilitic Panuveitis Ocul Immunol Inflamm. 2016;24:69-76.


アブストラクトは
目的:急性梅毒性汎ブドウ膜炎患者における裂孔原性網膜剥離(RD)の臨床的特徴と外科的管理について説明する。

方法:回顧的ケースシリーズおよび包括的な文献レビュー。

結果:現在および以前に報告された症例を含め、裂孔原性RDを発症した急性梅毒性汎ブドウ膜炎の8人の患者の11眼を特定した。 11眼のうち7眼(63.6%)は、強膜バックリング、硝子体切除術、およびレーザー眼内光凝固術を組み合わせて修復された。 1眼(9.1%)は強膜の内陥のみで修復された。硝子体切除のみ2眼(18.2%)。凍結療法は、片方の目の巨大な網膜裂孔を治療するために使用された(9.1%)。 4眼(36.4%)は再剥離し、3眼は2回目の硝子体切除術が行われた。

結論:まれですが、裂孔原性RDは、中等度から重度の急性梅毒性汎ブドウ膜炎の患者に発生する可能性がある。強膜内陥、硝子体切除術、眼内レーザー光凝固術、およびシリコーンオイルタンポナーデが網膜再付着を成功させる最も良い機会を与えると私たちは信じます。

Categorised in: ぶどう膜炎