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2019年5月5日

10690:コンゴのエボラ熱犠牲者、1000人超える 治安悪化も拡大の一因に。記事紹介と眼症状

眼科医清澤のコメント:最近ひと段落かと思っていましたが、治安の悪化に伴いエボラ出血熱が再度流行を始めたようです。結膜炎とぶどう膜炎も合併するそうです。

2019.05.04 Sat posted at 15:45 JST

各地での襲撃事件を受けて、兵士とともに移動する医療従事者=4月、コンゴ・ビュトンボ/Al-hadji Kudra Maliro/AP

各地での襲撃事件を受けて、兵士とともに移動する医療従事者=4月、コンゴ・ビュトンボ/Al-hadji Kudra Maliro/AP

(CNN) エボラ出血熱の流行に襲われるアフリカ中部、コンゴ(旧ザイール)の保健省は3日、これまでの犠牲者数が1008人に達したと報告した。

今月1日の時点で、感染が広がる北キブ、イトゥリ両州での患者数は1510人だった。世界保健機関(WHO)の幹部は死者数が1000人の大台を超えたのは恐らく2日のこととし、3日に関連情報が入手出来たとした。

エボラ出血熱の場合、平均で患者の約半数が死亡に至る。同国で感染が昨年8月に始まった以降、手当てを受け、治療センターから退院したのは400人以上となった。

両州が位置する同国東部では多くの武装勢力が割拠し、過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への同調を強める組織も指摘される。両州はこれら武装組織間の角逐が起きる地域に包囲され、治安悪化によりエボラ出血熱の治療活動が滞っている。

WHOによると、紛争に襲われる地域では住民居住区や医療センターへの襲撃が起き、エボラ出血熱の感染例は過去1週間で相当な増加を示した。今年1月以降に発生した攻撃件数は119件に達し、このうち42件は医療施設が直接襲われ、負傷もしくは殺害された医療従事者は85人となった。この状況の中で感染は今後も進むと懸念されている。

コンゴで今回生じたエボラ出血熱の被害は過去2番目の規模とされる。西アフリカ諸国で2014年に起き、1万1000人以上が死亡したのが最悪の規模となっている。

注:エボラ出血熱(エボラウイルス病EVD); 一般的な症状は、突然の発熱、強い脱力感、筋肉痛、頭痛、喉の痛みなどに始まり、その後、嘔吐、下痢、発疹が出現する。肝機能および腎機能の異常も伴う。さらに症状が増悪すると出血傾向や意識障害が出現する。結膜充血などの急性眼症状は発熱などの他の徴候と併せて特定された場合、EVDの早期診断に寄与する可能性がある。検査所見としては白血球数や血小板数の減少、および肝酵素値の上昇が認められる。潜伏期間は2日から最長3週間といわれており、汚染注射器を通した感染では短く、接触感染では長くなる傾向がある。致命率が90%に達することがある。

更に: ( https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4247133/
亜急性/慢性眼科症状もまた重要である。 エボラウイルスに感染した患者は、2つの経路のうちの1つをたどる:彼らは、①死がほぼ避けられないより激しい出血状態に急速に進行するか、または②回復期に入る。 興味深いことに、この段階に入った患者はブドウ膜炎エピソードのリスクがある。 現在コンゴ民主共和国である1995年の発生の発見を文書化した研究では、回復期に入った患者の15%(3人の患者)がブドウ膜炎を発症した。 エピソードは決して本質的に一様ではなかった。 各患者は、前部ぶどう膜炎、後部ぶどう膜炎、および汎ぶどう膜炎を含むぶどう膜炎の特有の変化を発症した。 調査結果は複雑であるにもかかわらず、治療に必要なのは局所用ステロイドと調節麻痺点眼だけであった。 炎症は治癒したが、長期続発症は調査されなかった。 

Categorised in: ぶどう膜炎