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2019年3月15日

10539:結核をみ逃さないために;患者の特徴は:記事紹介

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眼科で結核が見つかる例は殆どありませんが、最近、結核患者が見つかったという話をしばしば聞きます。それに関連したフライヤーを江東微研がお届けくださいました。江東微生物研究所は、トウイインの細菌検査をはじめとする検体検査を提出している検査会社です。
〇近年における結核患者の特徴:60歳以上が70%を占め、最も多い年齢は80歳台。一方20歳台にも別のピークがあって、その半数は外国生まれだそうです。高齢者では症状が乏しいのが特徴。咳や痰ではなく、食欲不振や体重減少をきたします。
〇ポイント:高齢者の肺炎と結核の区別はむつかしい。胸部レントゲンの異常陰影では結核も考慮せよとの事。
〇空洞影といった結核患者に典型的なレントゲン像は加齢とともに減少する。
〇結核を疑った場合の喀痰や胃液などの細菌学的検査は有効。しかし、塗抹や培養を一度では不十分。PCRを一度は加えるべきだそうです。

〇網脈絡膜結核の症例 https://www.reviewofophthalmology.com/article/tuberculosis-intraocular-involvementから引用

其のページによれば、「結核は様々な眼症状を呈することがあり、その結果、多くの眼の炎症性疾患に似るすることがある。 さらに、肺結核の欠如は、眼結核の診断を除外するものではありません。最も一般的に、結核は後部ブドウ膜炎として現れます。インドにおける眼内結核患者158人の臨床試験の10年間にわたる研究で、 後部ぶどう膜炎が 42%、36%が前部ぶどう膜炎、11%が中膜ぶどう膜炎であった。眼内結核も網膜炎、視神経症または眼内炎として現れることがある。」ということです。

Categorised in: ぶどう膜炎