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2021年9月20日

13111:光コヒーレンストモグラフィーを使用した認知症(アルツハイマー病)の網膜神経線維層変化の系統的レビューとメタ分析:論文紹介

清澤のコメント:アルツハイマー病ではこの論文の様に網膜が薄くなるという筋の論文と、OCTアンギオを用いて黄斑部の血管分布が減るという内容の論文がここ数年でいくつか出ています。いずれにも限定された症例数をまとめた原著と、論文のレビューを行って有意差を出したものとがありますが、それでアルツハイマー病を診断できるというほどの差は見つかってはいないようです。

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2015年4月23日; ケルシーLトムソン  他、DOI: 10.1016 / j.dadm.2015.03.001

概要

はじめに: 光コヒーレンストモグラフィー(OCT)によって評価された網膜神経線維層(RNFL)の薄化は、最近さまざまな認知症で報告されています。

方法: 系統的レビューとメタアナリシスを実施して、認知症(アルツハイマー病[AD]および軽度認知障害[MCI:minimal cognitive impairment ]を含む)におけるOCTを使用したRNFL厚さ測定の診断的有用性を健康な対照(HC: healthy control)と比較して調査しました。

結果: ADとHCを比較する17の研究(702AD眼と790HC眼)が含まれ、ADの平均RNFL厚の有意な減少を示しました(加重平均差[WMD] 12.44、95%信頼区間またはCI [-16.64、- 8.25]、P <.0001)。MCIとHCを比較する5つの研究(214MCI眼と421HC眼)が含まれ、MCIの平均RNFL厚の有意な減少を示しました(WMD -8.23、95%CI [-14.00、-2.45]、P = .005)。他の認知症に関連する研究は確認されていません。

考察: RNFLの厚さのOCT測定は、AD、またはMCIとHCを区別するのに診断的に有用であるように思われます。

キーワード: アルツハイマー病; 認知症; 軽度認知障害; OCT; 光コヒーレンストモグラフィー; 網膜イメージング。

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