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2021年7月18日

12995:色覚診療のアップデート 村木早苗先生(むらき眼科、滋賀医大)聴講印象記

清澤のコメント:今朝、上記の講演をウェブで聞きました。これは小児眼科診療のアップデート(日本眼科医会 紹介PDFにリンク:オルガナイザー仁科幸子先生)からの聴講メモの内容です。それなりに知っているつもりでも、それを超えるとても参考になる事柄の話が多かったです。演者の著書も紹介しておきましょう。

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滋賀医大 色覚

2色覚:LまたはM錐体の欠損:

異常3色覚もある。

頻度:男性の20人に一人。女性は0.2%。ほとんどは赤緑色覚異常。

2型2色覚はM衰退を持たない。

1型3色覚(2型3色覚):Lの代わりにLダッシュを持つ:緑から赤の区別がしにくい。

色覚検査:2色覚の親の59%が気付いている(検診前)⇒88%(検診後)。異常3色覚なら10⇒36%

検出手段は:仮性同色表、色相配列検査、アノマロスコープの3種

診療所では国際版38表が良かろう。環状表は7つ逆の順に。

分類表で1型と2型を見る。

環状表では75センチで。

文字を読めない幼児だと環状表を使う。

SPP1:デモンストレーション表、検出表、(10表中8枚で正常とする)、正答でも誤答でもないと誤答に数える。

パネルD15は:程度分類を目的とする。色弁別能が10分の一である人を探す。パスは10分の一以上の感度の意味。一型色覚と2型色覚を分けられる。

パスには:ワンエラートマイナーエラーが含まれている。

検査は2回試行して軽い方を採用する。

施行上の注意:適切な照明、昼光色。良い環境で、検査者は淡々と行う。

順番としては:石原表38表または24表を使う。誤読8以上はパネルD15へ。パスとフェイルを分ける。石原式をパスする異常者も居る。

アノマロスコープは緑と赤の混合比を変える。

症例:

症例1:石原は誤答17(2型)、パネルでは強度。

症例2:石原は正常であるが、SPP1に異常がある例

症例3:アノマロスコープで1型3色覚であった例

症例4;でも表に読めない物あり。:心因性視覚障害:矛盾した結果を示す。パネル15では横断方向が一定しない。女児に多い。レンズ打消し法で視力が出る。

赤味と緑味の区別が弱い。暗い、小さいと見難い。色だけでの判断で謝る。

木の幹と葉の間違いは、実は入れ替わってはいない。

周りは物と色を結び付ける手伝いをしよう。

学校における色のバリアフリー化が望まれる。

就けない職業があるが;それには色彩を専門に取り扱う職業、人命にかかわる職業、判断に色覚がが一部含まれる職業を含む。:それには根拠があり、差別ではなく適性の指導である。

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