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2020年11月14日

12428:ポストコロナ時代の心療眼科、気賀沢一輝(杏林大学)

清澤のコメント:ビジョンケアセミナー2020が始まりました。最初に大橋裕一先生(愛媛大)から参加申し込みが750人と3倍になり、世話人も村上晶代表世話人に代わるとの挨拶がありました。最初の演題は、ポストコロナ時代の診療眼科、気賀沢一輝(杏林大学)です。眼疼痛を3つに分けるという説明は私も話したことが有り、末尾にリンクしました。

コロナが心身に与える影響。マイナス面として体調不良とコロナ鬱。プラスでも見つめ直しの時間を与え、ポジティブな転機もある。

  • 心理ストレスから視床下部・下垂体を経て心身症へ。②神経症性障害、③精神病眼症状(仮面鬱)。

神経症性眼疾患の病名ではDMS-5(米国精神医学会)身体症状症(身体表現性疾患)0及び関連疾患。転換性障害(心因性視覚障害)。ICD-11(WHOの分類)

杏林大では転換性障害が30%、身体症状症(眼痛や羞明28%)、術後不適応症候群25%がある。仮面うつ病8%。

症例1:目の違和感の60歳男。眼科所見に異常なし。精神科では、パキシルとデパスが処方されている。診断名は身体症状症でその中の病気不安症(心気症)である。モリエールの「病は気から」にも登場する。森田療法は悪循環から逃れるもの。10年間治らなかったが、パンデミックで症状が止まった。:コロナ様様

コラム2:五木寛之氏は夜間にファミレスで書いていたがそれができなくなったと。

症例2:神経障害性疼痛としてリリカ投与。角膜に痛みの原因はない。不安で増強。神経障害性疼痛も混在。

国際疼痛学会は①侵害受容性疼痛(NSAIDsほか)と、②神経障害性疼痛(プレガバリン(リリカ)、ヂュロキセチン(SNRIサインバルタ)他)、③心因性疼痛を分けている(治療は②に準ず)

精神的所見:①不安、②抑うつ、③食欲不振なし、:身体症状症で疼痛が主体でリリカとサインバルタが良い。サインバルタは20mg~開始4週間。

コラム3:心因性眼疾患は、眼科医が主治医か精神科が主治医か?

症例3:自転車に乗って開瞼障害から脱出した例。引きこもり:各科を回ったが、治療効果なし。

コラム4:転換(conversion)と疾病利得(疾病利得には一時的と2時的なものがある。)

Bio/psyycho/socialが大きく変わるから、ポストコロナ時代の診療眼科につながる。

質疑:プレガバリン(リリカ)の注意は眠気と吐き気、フラツキに注意。、ヂュロキセチン(SNRIサインバルタ):は躁になる。躁うつ病でハイテンションになる事に注意。中年以上の男性は排尿障害も起きることあり。

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