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2020年10月12日

12346:「乳幼児揺さぶられ症候群」無罪判決相次ぎ学会が新見解

2020年10月12日 12時14分児童虐待

「乳幼児揺さぶられ症候群」が争点となった虐待事件で、無罪判決が相次ぐ中、日本小児科学会が新たに見解をまとめました。子どもの頭のけがが虐待によるものかどうかは医学的根拠に基づいて慎重に診断されているとして、子どもの安全を確保するために医療関係者は虐待を疑った場合、「臆することなく適切に対応する」よう求めています。

子どもの虐待をめぐっては、激しく揺さぶるなどして頭にけがを負わせる「乳幼児揺さぶられ症候群」が争点となった虐待事件で、転倒や病気でも同じ症状が起こる可能性が否定できないなどとして、この数年、全国で無罪判決が相次いでいます。

こうした中、日本小児科学会は、子どもの頭のけがと虐待について新たに公式の見解をまとめました

それによりますと、「乳幼児揺さぶられ症候群」も含め、5歳未満の子どもに強い力を意図的に加えて起こる頭のけがは「AHT」と呼ばれ、こうした考え方は医学的根拠に基づいて国内外の多くの学術団体が認めているとしました。

そのうえで、虐待かどうかが、硬膜下血腫など特徴的とされる3つの症状だけで機械的に判断されているという批判があることについては、過去にそうしたケースが存在した可能性を「完全に否定することは困難だ」としたものの、現在は専門家のチームで総合的に判断するなど慎重に診断が行われているとしました。

また、司法の場や報道などで事故や病気によって似た症状が起こる可能性が指摘されていることについては、具体的な症状を挙げて解説し、根拠が十分ではないなど医学的に妥当性がないとしました。

そして、子どもに関わる医療関係者は「AHT」を疑った場合に児童相談所に通告することが子どもの安全を守るために不可欠だとして「臆することなく適切に対応することを強く希望する」とまとめています。

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