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2019年10月15日

11173:アロディニア:とは

アロディニア (英: allodynia) 通常では痛みを引き起こさないような非侵害刺激(接触や軽度の圧迫、非侵害的な温冷刺激など)で痛みを生じてしまう感覚異常のこと。眼球周囲でも明らかな角膜の傷やドライアイを介さずに痛みを訴えるケースでそれを考える。

アロディニアのメカニズムは未だ不明であるが、一次求心性感覚神経のAδ/C線維の閾値が低下した場合やAβ線維が痛覚伝導路を経由して痛みを伝える可能性が考えられている。また、脊髄後角ニューロンの興奮性シナプス伝達の増加、抑制性シナプス伝達の低下が関与していることも報告されている。さらに最近の研究では、脊髄のグリア細胞の活動性の増加が脊髄後角ニューロンの過剰興奮を引き起こし、アロディニアの発症維持に重要な役割を担っていることも示唆されている

末期がん、糖尿病性ニューロパチー、帯状疱疹後、脊髄損傷などで発症する神経障害性疼痛の代表的症状の一つである。神経障害性疼痛の患者に良く見られる症状である。両者はさまざまな末梢神経障害と中枢性痛覚障害によく見られ、神経障害性疼痛の患者の15-50%に見られる

神経障害性疼痛に対して第一選択薬がプレガバリン*、ガバペンチン*、デュロキセチン*、アミトリプチリン*、ノルトリプチリン*、第二選択薬はノイロトロピン、トラマドール、第三選択薬はフェンタニル・モルヒネ・オキシコドン・ブプレノルフィンなどである。リハビリテーションは機能訓練を通じて自己効力感を再獲得してもらうねらいがありる。

ノイロトロピン:中枢性の疼痛抑制機構である下行性疼痛抑制系(セロトニン作動性神経およびノルアドレナリン作動性神経)を賦活し、脊髄後角で疼痛の上行性伝達系を抑制する

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