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2019年10月4日

11139:ロボットスーツHAL®(ハル)の話を聞きました。

清澤のコメント:神経眼科学会で札幌に来ています。昨晩は、夕食のときに神経内科で脳血管障害の診断と治療を手掛ける先生にロボットスーツHALの話を聞きました。麻痺した筋から微弱な筋電図を取り、それを動力で動くロボットスーツに伝えて、それをきっかけにリハビリを進めるという様な事だとのことでした。今や、夢の機会ではないのですが、保険診療への取り込みは未だとのことでした。少し調査してみました。

・介助者の動きをサポートするタイプと装着者のトレーニングをサポートするタイプが有ります。

・ロボットスーツが介護の分野に参入し始めています。現在もっとも有名なロボットスーツといえば、サイバーダインのHAL®(ハル)。HAL®を代表とするロボット技術を応用したアシストスーツは、複数の企業から開発、販売されている。

・ロボットスーツHAL®とは?

ロボットスーツの代名詞的存在となっているのが、CYBERDYNE株式会社のHAL®(ハル)。CYBERDYNE株式会社は、筑波大学大学院システム情報工学研究科・サイバニクス研究センターセンター長である山海嘉之教授の研究成果を商品化するため、2004年6月に設立された会社です。

・CYBERDYNE株式会社によれば、「HAL®(Hybrid Assistive Limb®)は、身体機能を改善・補助・拡張・再生することができる、世界初のサイボーグ型ロボット」とのことです。

・ロボットスーツ HAL®の種類

HAL®は、MEDICAL TYPEとNON-MEDICAL TYPEの大きく2つに分かれています。

・MEDICAL TYPE

MEDICAL TYPEであるHAL®医療用下肢タイプ (JPモデル)は、身体に装着することによって装着者の身体運動を支援する。装着者の下肢関節動作をアシストし、リハビリ歩行訓練に使われる。

・NON-MEDICAL TYPE

NON-MEDICAL TYPEには、装着者のトレーニングを促すタイプと、装着者の動作負荷を軽減するタイプがある。

◎ロボットスーツ HAL®の仕組み

HAL®は、装着者の「こう動きたい」という意思を脳が送り出す信号から読み取り、それに合わせてパワーユニットをコントロールすることで、動作を補助する装着型ロボットである。

・生体電位信号を読み取る

例えば私たちが「歩きたい」と考えたとき、脳は歩くための筋肉に司令を出す。その際に、脳から筋肉へ信号が送り出される。これが生体電位信号です。HAL®はこの生体電位信号を読み取り、装着者の「歩きたい」という意思を認識します。

・動作に合わせてパワーユニットをコントロール

装着者の「歩きたい」という意思に合わせてHAL®のパワーユニットが働き、各関節に装備されたモーターや制御機器が作動して装着者の動きを補助します。そうすることで、ふだんより大きな力を出すことができたり、スムーズに動くことができたりするのです。

・ロボットスーツ HAL®の価格など

現在、NON-MEDICAL TYPEのHAL®の個人向けレンタルは行われておらず、医療・介護福祉等の施設のみレンタル/リース可能です。

◎ロボットスーツのメリット・デメリット

ロボットスーツには、(1)介助者の動きを助けるタイプと、(2)装着者のトレーニングをサポートするタイプに別れます。

〇介助者の動きをサポートするタイプ

メリット

•            腰痛予防になる

•            介助負担が軽減される

•            要介助者にとっても安心感のある介助ができる

デメリット

•            装着に手間がかかる

•            使い方を覚えるなど、現場の負担を増やすことがある

•            保険加算が存在せず、施設に高額な費用負担が強いられる

〇装着者のトレーニングをサポートするタイプ

メリット

•            効率のいい動き方、身体の使い方をロボットが教えてくれる

•            動きをモニタなどで確認することで、修正しやすくなる

•            トレーニング意欲を高める

デメリット

•            装着に手間がかかる

•            ロボット本体の重量が負担となる

特に(1)介助者の動きをサポートするタイプのロボットスーツの課題として、「導入したはいいものの定着しない」という声がよくあがります。介護の現場でロボットスーツが持続的に使用されるには、装着の手間を減らすだけでなく、運用方法や費用対効果に関する教育が不可欠と言えそうです。

まとめ

ロボットスーツは、もはや未来のデバイスではない。実際に多くの介護福祉施設、病院で導入されており、今後も利用者は増加していくと考えられる。ただし、普及にはまだ課題が残っており、使う側の意識や知識が求められています。

この動画は利用の例です。

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