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2019年10月3日

11137:科学者が小説家から学んだ「よりよい科学論文を書くいろは」を学術論文雑誌のNatureが紹介

清澤のコメント:今日は神経眼科学会で昼から札幌に出かけます。台風も来ているようですが、何とか飛べそうです。今日の午後以降、今週中当医院ではボトックスが打てません。

論文の書き方には多くの助言が有るが、これは論文を書く人にとても有用な助言と言えそうです。短くしてみました。――――


どれほど卓越した研究者が行った偉大な研究でも、論文として正確に伝えられなければその研究をアピールできない。そんな「素晴らしい科学論文を書く方法」を、「科学者が小説家から受けたアドバイス」という形で学術論文雑誌Natureが掲載。
Novelist Cormac McCarthy’s tips on how to write a great science paper
https://www.nature.com/articles/d41586-019-02918-5

サベージ氏とイェー氏は、マッカーシー氏による「素晴らしい科学論文を書くための17個のヒント」を以下のようにまとめた。
◆1:単語、文、段落、あるいはそのセクションは趣旨に照らして必要なものかを常に考え、ミニマリズムを意識すること。

◆2:論文のテーマと、すべての読者に覚えてほしい2、3のポイントを決定し、論文の全ての要素がそこと結び付くように構成していくこと。
◆3:ひとつの段落で説明する内容はひとつのメッセージに制限する。
◆4:文章を短くし、単純に構成し、直接的な表現にすること。読者がメインのメッセージに集中できるよう。
◆5:専門用語や流行語など、脚注が必要になる言葉は読むスピードを遅らせるため選択しない。
◆6:詳しく説明過ぎるのは逆効果。
◆7:メインメッセージを書くことだけを楽しむこと。
◆8:完璧な文を作成するより、理解しやすさを意識する方が肝要。
◆9:コンマ(読点)を入れるのは、音読する時の一息であり、文を前後から区別するのが目的ではない。

10ダッシュ記号は重要な部分を太字や斜体を使わずに強調することにも有効。セミコロンは形式的で悪い書き方を助長するだけなので避ける。
11科学的な質問部分と形式的でない部分を区別し、フレンドリーな文体を使えるところは柔らかく記述する。非人称で受動的なテキストは、客観的でも事実的でもなく伝わりにくい。
12抽象的な表現ではなく具体的な比喩にして伝えること。
13数式は文の途中に配置しない。
14完成したと自分の中で思った後で、自分や友人に声を出して読ませること。

15完了したら、論文雑誌の編集者に送付し、いったん論文のことは忘れること。
16編集者にいらだって反論しない。雑誌にはそれぞれ独自のルールというものがあるため、そこに従うことも大事。
17論文を書く際はあなたの最も良いもの、つまりあなたが好きなものを選択すること。
以上のアイデアは科学論文を書くためのアドバイスとして語られているが、他の学術論文はもちろん、小説やコラムなどあらゆるテキストを記述する際に役立つはず。「一貫性と説得力のあるストーリーを語りながらもシンプルにする」ということ。

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