お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2019年10月2日

11134:非ケトン性高血糖患者で視野異常を認めた一例:内田亜梨紗ほか

2019年神経眼科学会抄録:

非ケトン性高血糖患者で視野異常を認めた一例

内田亜梨紗ほか

【症例】140歳、男性

【主訴】両眼視力低下

【現病歴】数か月前から両眼視力低下の自覚あり、X年9月初旬に近医受診した。両眼矯正視力の低下を認めたため、同9月29日、当科紹介受診となった。

【初診時所見】(矯正視力):両眼とも(0.7)、(眼圧・前眼部・中間透光体):特に異常なし。RAPD陰性。(眼底):特に異常なし。(視野検査):両眼全般的な感度低下。(眼球運動):正常。

【経過】血液検査では、非ケトン性高血糖(493mg/d)、糖尿病(147%)を認め、血漿浸透圧は浸透圧314mOsm‐kg(280-290)と高値であった。明らかな意識障害はなく、精神神経学的な症状・徴候を認めなかった。頭部MR1/MRAでは副鼻腔炎以外の異常を認めなかった。身長162cm、体重81kg、BM1 309の肥満であった。内分泌科にて2型糖尿病と診断され、血糖コントロールが開始された。翌年2月1日、血糖126mg/dl、HbAlc 87%で、両眼矯正視力は(l.0)に改善し、視野異常も消失した。

【考察】非ケトン性高血糖の眼症状としては、霧視、幻視、視野異常、てんかんに伴う眼症状(眼振、眼球運動障害、瞳孔異常等)、空間無視、多視症等がある。その視野異常の報告では、視交叉後視路病変とそれに呼応する同名性視野異常が多い:本例では頭部MRIで病変を認めなかったことや、視野異常は同名性ではなく、全般的な感度低下であることから、高血糖による注意力低下の影響が考えられた。

利益相反【無〕

P8-4  非ケトン性高血糖患者で視野異常を認めた一例

内田亜梨紗¹⁾、宮後宏美1)、深町雅子1)、西山友貴D、倉田あゆみ1)、石井楓子1)、野村仁登美1)、江本有子²)、江本博文¹²⁾、清澤源弘¹³⁾、大野京子¹⁾

l)医科歯科大学眼科、2)江本眼科、3)清澤眼科

清澤の追記:非ケトン性高血糖の眼症状(原著は?) 資料

糖尿病性高浸透圧症候群であれば:糖尿病性高浸透圧症候群は、非常に高い血糖値によって引き起こされる深刻な状態。 この状態は、2型糖尿病の人に最もよく起こる。 多くの場合、病気や感染によって引き起こされる。糖尿病性高浸透圧症候群の結果として、体はそれを尿に排出することによって過剰な血糖を取り除こうとする。糖尿病性高浸透圧症候群を治療せずに放置すると、生命にかかわる脱水症を引き起こす可能性があり、迅速な医療が不可欠。糖尿病性高浸透圧症候群の発症には数日または数週間かかる場合がある。 考えられる兆候と症状は次のとおりです。

デシリットルあたり600ミリグラム(mg / dL)またはリットルあたり33.3ミリモル(mmol / L)以上の血糖値

過度の渇き

口渇

排尿の増加

温かく乾燥した肌

眠気、混乱

幻覚

失明

痙攣

昏睡

Categorised in: 未分類