お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2019年9月29日

11121:大停電の千葉で私を襲った、老親世代との「想像を絶するトラブル」超高齢化社会の災害対策:記事紹介

館山市に暮らす作家の「私的体験報告」こかじ さら 

清澤のコメント:今までは何とか独立して暮らしていた老人でも、こう言った災害の中では自立することも、また普通の判断を下すこともできないことが明らかになるという事でしょう。当医院では、私も含め3人が医院に前の晩に泊まり込みました。翌朝の東西線の再開通は比較的早く、人員の集合は比較的スムーズに行きました。後で聞くと、停電になった親の面倒を見た職員がいたと後から聞いています。この著者は非常に抑えた筆致で問題を提示しています。今日の人気記事ですが、この記事の最後のページだけを採録いたします。 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67427

9月22日(日)館山市内はほぼ電気が復旧

これから、日本社会が加速度的に高齢化していくのは既定事実だ。

20年後、30年後、自分自身が後期高齢者になったとき、多くの地方都市は高齢者の占める割合が大きくなり、地方自治体も今以上の財政難に喘いでいることが予想される。復旧に携わることができる年齢の人たちも今後益々減り続けていくことだろう。

さて、そのときどうするのか?

我が事として身に詰まされた今回の台風による被害と大停電。行政の手が差し伸べられないことを前提として、今から備えておくべきことは数知れず。優先順位の上位に来るのは、お金か、体力か、はたまたネットワークか……。

あれこれ考えながら夕食の支度をしていると、

「お前は俺をコケにしやがって。ちゃんと説明しろ」

茶の間からキッチンにやって来た父が、突然突っかかってきた。

「説明しろって、何を?」
「長須賀(兄夫婦宅がある地区)の家がどうなってるかだよ」

どういうこと……?

「何で瓦が落ちたのかも、ブルーシートを張ったのかもお前は何も説明してないだろ」

はあ……。

どこかから飛んできたトタン屋根が当たって屋根瓦が落ちたこと。足場を組まないとブルーシートが張れないと言われ心配したが、幸いにも足場を組み、防水シートとブルーシートを貼ることができたこと。これを機に屋根を瓦からコロニアルという建材に変えることを決め、すでに棟梁から見積もりを出してもらっていること。保険の手続きをはじめたことなどなど。

台風の翌日から、兄と私が代わる代わる順次説明しているにもかかわらず、何ひとつ覚えていないのだろうか……。

日本各地で未曾有の自然災害が起こっている昨今、個人で備えておくべきこと、心掛けておくべきことは何なのかを、80代後半の両親に将来の自分を重ねつつ、あれこれと考えさせられた2週間であった。

Categorised in: 未分類