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2019年9月13日

11075:MR数が5年連続の減少で5万人台に (国際医薬品情報):記事紹介

MR数が5年連続の減少で5万人台に (国際医薬品情報から抄出)

眼科医清澤のコメント:当医院にも各製薬会社のMR(注1)さんが訪問してくださいますが、そのMRさんが日本全国で見ると減少しているのだそうです。

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製薬協およびGE製薬協非加盟企業での減少が顕著

MR数が5年連続の減少で5万人台に (国際医薬品情報)

MR認定センターは、2018年度(19年3月31日時点)の国内MR数を調査したMR白書を発表した。それによると、国内MR数は5万9900人で前年度比2533人減となった。これにより、2013年度をピークにMR数は5年連続の減少となり、2009年以来となる5万人台に規模縮小したことになる。また、MR管理職も減少傾向にあり、管理職1人あたりのMR数はほぼ横ばいであつた。今回の調査対象企業(MR認定センターヘの登録企業)数は203社で昨年から7社減少している。企業分類としては、内資製薬企業3社減の143社、外資製薬企業が2社減の46社、CSO(注1)が2社減の13社、卸1社となっている(減少は企業合併や事業撤退によるもの)。減少数の内訳は、内資企業のMR数は1266人減少の3万5455人、外資企業は1210人減の2万763人、CSOは53人減の3614人となっており、 1社あたりの減少人数では、内資企業は8.7人に対して外資は25.2人と、外資企業でのMR減少が際立っている。18年度は、外資系ではベーリンガーイングルハイム、MSD、サノフイ、GSK、バイエル薬品といった大手で従業員数の削減が進んだほか、国内大手でもアステラス製薬、大日本住友製薬、エーザイ、大正製薬などで早期退職者募集が行われている。MRの削減は、新薬メーカーで積極的に進められている印象を受けるところであるが、実際はそうでもない。製薬企業に所属するMR数は5万6218人で前年度比で2467人減となっているが、このうち、製薬協加盟企業(68社)のMR数は4万8140人で673人減、日本ジェネリック製薬協加盟企業(35社)のMR数は4317人で726人増、両協会以外の企業(90社)のMR数は4707人で2263人減となっている。製薬協に加盟していない大手新薬メーカーはギリアドなど一部に限られており、新薬メーカー以外のMR雇用規模500人以下の企業でMR数がかなり減っているのが実情のようだ。

また新薬メーカーでは、大型製品の特許切れや長期収載品の薬価を取り巻く制度変化を受けてMR数を削減するケースが主流であるが、最近は、足元の業績が良いうちに将来を読みMR数の調整を図るケースも出ている。19年に入つては、2月に鳥居薬品が、 3月に協和キリンが、4月に中外製薬が大規模な希望退職を募集、ファイザ~も希望退職募集の社内通知を出している。鳥居薬品はギリアドとの6製品のライセンス解消という事情があるにせよ、中外製薬や協和キリンの足元の業績は悪くない。ファイザーは03年のファルマシア

との合併に伴い成長ホルモンと眼科領域の営業組織が組み込まれたが、両領域が重点領域から外れたまま今日に至っていることから、このあたりをターゲットにしたものと推測される。なお、今回のMR白書では、MR認定証取得数も同様に13年をピークに減少の一途となっているが、MR以外の認定証取得者は2016年から2年連続で増加していることがわかった。地域包括ケアシステムの構築が進んでくると、MRが情報提供を行っている医師・薬剤師以外の多職種に医薬品情報が共有されることになる。こうした多職種にMRが情報提供を行っていくことは人的にも限界があろう。多職種連携ツールヘのアプローチや自治体連携を通じた患者啓発など、医療機関以外のヘルスケア全体に軸足を伸ばした活動も求められるいま、認定証取得者のMR業務以外における役割も高まっているのではないだろうか。 国際医薬品情報2019.9.

注1:MR(Medical Representatives)は、製薬企業の営業部門に所属しています。MRの仕事は医療機関を訪問することにより、自社の医療用医薬品を中心とした医薬情報(医薬品およびその関連情報)を医療関係者(医師、歯科医師、薬剤師、看護師など)に提供し、医薬品の適正な使用と普及を図ること、使用された医薬品の有効性情報(効き目や効果的な使い方)や安全性情報(副作用など)を医療の現場から収集して報告すること、そして医療現場から得られた情報を正しい形で医療関係者にフィードバック(伝達)することなどを主な業務としています。

注2:CSO(Contract Sales Organization)とは、製薬会社などの依頼を受けて自社で雇用しているMRを派遣し、製品の販売促進プロジェクトに参加させるという形のサービスを展開している企業のことです。 派遣されるMRは、CSO企業の正社員ですので、通常のいわゆる「派遣」という雇用形態とは異なる。´

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