お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2019年7月30日

10958:香港の駅襲撃、関与疑われる「三合会」とは?

清澤のコメント:反政府デモが収まらない香港で警官でない集団が市民を襲う場面が見られ、それが香港における闇組織と関係しているのではないかという疑いがあるという事で、BBCから三合会に関する解説が出ています。記事を抄出し採録します。

【解説】 香港の駅襲撃、関与疑われる「三合会」とは? 香港政府とのつながりは

  • 2019年07月23日

香港の元朗区にある鉄道の駅で21日午後10時半ごろ、木製や金属製の棒を持った覆面集団が利用客や通行人を襲い、45人が負傷した。この日行なわれた、犯罪容疑者の中国本土への引き渡しを認める「逃亡犯条例」の改正案に対する大規模な抗議デモに参加した市民が被害に遭った。

オンライン上では、残忍な襲撃の様子をとらえた動画が瞬く間に拡散され、香港に衝撃が走った。

覆面集団をめぐっては、中国のマフィアとしても知られる、香港で活動すする犯罪組織「三合会(トライアド)」と関係があるのではないかとの憶測が広がっている。

三合会とは

「三合会」は香港にある複数の犯罪組織の総称だ。「三合会」とは独自のルールや儀式を確立している、「極めて特定の地域に限定された」犯罪集団だという。「ふだんはみかじめ料の取立てや、売春、薬物取引などを行なっている。国際的組織ではなく、地元地域で活動している」香港国内には複数の三合会がある。

三合会は階級を重視する組織で、厳格な行動規範で縛られ、仲間同士は血盟を結ぶ。主に香港の特定地域で活動するが、地元では有名だ。

三合会の構成員

メンバーのほとんどは労働者階級出身で、高等教育を受けていない。年齢は様々だ。多くが若い頃に集団に加わる傾向にあるものの、若者だけのギャング集団ではないという。若いメンバーは、「地元地域で勧誘される」傾向にあるという。「地元のギャングが『有望な若者』に目を付けている」。人口730万人の香港市内には、約10万人の三合会会員が存在する。犯罪の多くは、深刻な傷害事件だが、ライバル集団との紛争も勃発している。

襲撃犯は雇われたのか

21日の襲撃事件については、金で雇われた暴漢の犯行ではないかとの声が広がっている。同じようなことが言われるのは、今回が初めてではない。

2014年には、デモ開始してから数日後、労働者が多く暮らす九龍半島中部の繁華街、旺角(モンコック)のデモ会場の1つで、デモ隊が大勢に殴る蹴るの暴行を受け、暴力沙汰に発展した。この襲撃事件では、三合会と関係する19人が逮捕された。ヴァレーゼ教授らは、襲撃犯は旺角郊外を拠点とする三合会に属し、デモ隊襲撃の報酬を受け取っていたと結論した。

21日の事件に三合会は

警察関係者は、襲撃犯の中に、14Kや和勝和のメンバーが含まれていると見ていると述べた。注目すべき点は、2014年と今回の事件は、市内中心部の商業地区を現場に選ぶ抗議行動と異なり、いずれも労働者が多く暮らす地域で発生しているということだ。「三合会はどんな場所でも活動するわけではない。より国際的で、多様性のある繁華街を襲撃するのは、実際には難しいのかもしれない」

三合会と香港当局のつながりは

デモ隊や活動家は、以前から三合会と当局にはつながりがあると主張してきた。しかし、そのたびに当局に強く否定されてきた。

一部の研究者は、暴漢に報酬を払って標的を襲わせるやり方は、中国本土でとりわけ深刻な現象になっていると言う。中国の地方政府は、「政策を促進し、地域社会からの正式な了承を引き出すため」に、犯罪者に頼っているのだと。

しかし、香港政府は高い自治性を維持しており、司法制度も立法制度も、中国本土と異なる。暴漢を雇い政策を進めるなど、香港でよくあることではない。

(取材:ヘリエ・チュン、クリストファー・ジャイルズ)

(英語記事 Were triads involved in Hong Kong violence?

Categorised in: 未分類