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2019年7月26日

10947:『歯周病と緑内障』尾崎峯生先生の記事

宮崎県日向市の尾崎眼科尾崎峯生先生は、開業の傍ら高いレベルの眼科学の研究も発表し続けておられる方ですが、「日時計」という眼科医院便りも発行しておられます。私も一部をお送りくださいました。その尾崎先生は、その7月号の巻頭に『歯周病と緑内障』という記事を書いておいでです。その概要を紹介します。私も勉強させていただきます。

『歯の喪失と歯周病は、緑内障やアルツハイマー型認知症と関連が有る。多くの人が歯を失う原因は歯周病が第一位。口の中の細菌叢をヒトマイクロバイオームという。食べかすが歯周病菌が付いて炎症を起こし、歯茎が腫れる。更に歯周ポケットが深くなり歯が抜けて来るのが歯周病。歯周病は、糖尿病、動脈硬化、高血圧症、高脂血症、肥満、メタボリックシンドロームにも関連する。
歯周病は酪酸という成分を作り、これが越流に乗って脳に入り脳細胞を障害する可能性がある。アルツハイマー型認知症の人の脳を調べるとジンジパイン(ginjipain)という蛋白分解酵素がみられ、これは歯周病菌が生み出す①。日常の歯磨きと歯科医院での歯石取りやクリーニングを行うことが、歯周病予防に重要。体内の大部分の細菌は腸に存在するが、腸内細菌が緑内障に影響するという論文②も出ていて、腸内細菌を整えることは眼にも大切です。』ということだそうです

 

① Stephen S. Dominy他 Porphyromonas gingivalis in Alzheimer’s disease brains: Evidence for disease causation and treatment with small-molecule inhibitors. Science Advances 2019:Vol. 5, no. 1, eaau3333.(https://advances.sciencemag.org/content/5/1/eaau3333.full
② Pasquale LR他. Prospective Study of Oral Health and Risk of Primary Open-Angle Glaucoma in Men: Data from the Health Professionals Follow-up Study. Ophthalmology 2016;123(11):2318-2327.(https://eye.hms.harvard.edu/publications/prospective-study-oral-health-and-risk-primary-open-angle-glaucoma-men-data-health

Categorised in: 全身病と眼, 未分類