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2019年2月16日

10474:眼の組織と疾患におけるリソソーム酵素

清澤のコメント;札幌医大大黒教授の「動物モデルを用いた網膜変性症及び糖尿病網膜症の病態治療研究」という講演を拝聴しました。アポトーシスによって、緑内障で破壊された視神経線維がどうやって消されてゆくのか?の答えがリソソームです。細胞内の酸性の状況においてのみ、ある種のリソソーム酵素は働くという話でした。その話の中で、早坂誠二先生のリソソームに関する総説を優れたものとして紹介されました。当時の東北大学医局の新入医局員の私には難解な話でしたが、もう一度紐解くべき総説なようです。

眼の組織と疾患におけるリソソーム酵素
Surv Ophthalmol。 1983 Jan-Feb; 27(4):245-58, 早坂S

抄録:

リソソーム酵素は様々な眼組織に広く分布している。 これらの組織の中で、ブドウ膜および網膜は、酸性リン酸塩、ベータ – ブロクロニダーゼ、アルファ – フコシダーゼ、アルファ – マンノシダーゼ、アリールスルファターゼ、カテプシンD、カテプシンBなどのより高い酵素活性を示す。 貯蔵病、ブドウ膜炎、網膜変性、網膜剥離、角膜ジストロフィーおよび緑内障などの眼疾患の病原性過程におけるリソソーム酵素の特定の役割が強く示唆されている。 酵素はまた、眼の生理病理学においてさらなる重要性を有する。

Lysosomal enzymes in ocular tissues and diseases. – PubMed – NCBI Surv Ophthalmol. 1983 Jan-Feb;27(4):245-58.

Lysosomal enzymes in ocular tissues and diseases.

Hayasaka S.

Abstract

Lysosomal enzymes are distributed widely in various ocular tissues. Among these tissues, the uvea and retina show the higher enzyme activities of acid phosphates, beta-blucuronidase, alpha-fucosidase, alpha-mannosidase, arylsulfatase, cathepsin D, cathepsin B and others. The particular role of lysosomal enzymes in the pathogenic processes of ocular diseases such as storage disease, uveitis, retinal degeneration, retinal detachment, corneal dystrophy and glaucoma is strongly suggested. The enzymes also have additional importance in ocular physiopathology.

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