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2017年11月30日

架空通貨 池井戸潤 印象記です

架空通貨

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講談社, 2003 

このお話、ビットコインの様なものの話かと思って読み始めましたが、私設の商品券みたいなもののお話でした。M1よりは題名としては可。
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【女子高生・麻紀の父が経営する会社が破綻した―。かつて商社マンだった社会科教師の辛島は、その真相を確かめるべく麻紀とともに動き出した。やがて、二人がたどり着いたのは、「円」以上に力を持った闇のカネによって、人や企業、銀行までもが支配された街だった。江戸川乱歩賞受賞第一作『M1』を改題。】
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東京で登場するのは蒲田あたりの工業地域。この辺は予想が可能な場所です。さて、田舎で出てくる町はどこだろうか?と考えて見ました。

〇田神亜鉛:異様な姿を示す亜鉛の精錬所といえば東邦亜鉛の安中精錬所だけれど、その場所は群馬から長野に向かう途中で軽井沢に近く、ここは木曽川沿いではない。

〇その町へは中央高速道で向かう方向に有って、木曽川に沿った谷に有ることになっている。、

〇悪の首謀者である田神亜鉛社長は安房峠(あぼうとおげ)とおなじ名字の「あぼう」さん。安房峠は松本と高山を結ぶ北アルプスを越える峠で上高地の近く。誰もが知っている地名ではないが。

ーーという辺りを勘案すると、このモデルになっている町としては木曽福島あたりを擬したいところですが、モデルになった町が実在するわけではなさそうです。

最近は陸王が注目されているようです。後の下町ロケットや空飛ぶタイヤなどの池井戸潤氏の前向きな作風とはだいぶん違う感じでした。


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