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2017年10月20日

9286:「こうすれば日本の医療費を半減できる」:記事紹介

81BqKR2dz-L「こうすれば日本の医療費を半減できる」 武久洋三著 20171020日 

清澤のコメント:病院におけるリハビリの許容期間を短縮し、早期退院を促すことはおそらく正しい。そこで従来型の中小病院をどう変革してゆくかが課題。つぶせばよいというものではないだろう。その経営者の多くが医師2世であるような、建物も古い小規模病院は資金力が強く建物も新しい広域型リハビリ病院に押しまくられて苦戦を強いられている。他人事ながら、その経営はさぞ大変だろうと思うこの頃。というわけで、この意見には勝者の論理の臭いがする。もと記事を抄出します(元記事:https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20171019-OYTET50006/)

--本文要旨-- 

社会の高齢化が進むとともに日本の昨年度の国民医療費は41兆円を超え、今後、高齢者人口の増加に伴ってさらに増えていく。

 

著者の武久洋三さんは、全国9都府県で病院や介護施設など約100事業所を運営する平成医療福祉グループの理事長。――医療と経営、そして行財政にも通じている人物が、「医療費半減」の方策をまとめたのが本書だ。

 

病院が作る「寝たきり高齢者」

結論は日本には約8500の病院があるが、一般の病床を減らしてリハビリ病院や介護施設に転換していけばいいという主張。

 

日本の病院は、治療を行うだけではなく、高齢者の収容施設となっている所が少なからずある。欧米では入院日数は短い。病院を欧米型に近づけていけば、現在のような病床数は必要ない。

 

日本型の病院のあり方は二つの問題がある。ひとつは社会保障費が高コストになること。そして、さらに重要なのは、病院が寝たきり高齢者を作っていることだ。

 

「病院で寝かせきりにせず、治療と徹底したリハビリで自立を促すことで入院日数を減らし、その結果、元気な高齢者が増えれば、医療費を半減できる」としている「日本の医療の最大の問題は、病院が寝たきり高齢者を作っていること」と武久さんは強調する。

 

病院経営の当事者が、自らの実践を基に病院改革を訴えるところに説得力がある。日本の医療の課題を知る上で読んでおきたい一冊だ。(渡辺勝敏 読売新聞専門委員)

(中央公論新社、1400円税別)

 


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