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2017年9月24日

9205: 麿赤兒自伝 憂き世 戯れて候ふ:読書印象記

20170924174133    ◎「完本 麿赤兒自伝」中公文庫。副題は「憂き世 戯れて候ふ」というのですが、若き日の彼の破荒天な生きざまが新鮮です。

唐十郎、赤テント、大駱駝艦などの名前が出てきます。

はじめは麿赤兒が1962年に奈良県の畝傍高校を卒業し、芝居を志して上京したところから始まります。(柿本人麿の麿、山辺の赤人の赤、ばかりではないが。)

その1、ここは新宿番外地:やくざと喧嘩して、そのやくざがしばらくしてから捕まって芋ずるのように留置所に留め置かれて、舞台に穴をあけたため所属の劇団を首になりかけたという武勇伝。

その3、奇妙な自転車泥棒:自転車泥棒で捕まってみたら、持ち主の新聞配達店の主が、戦死した父親のかつての部下で、以後世話になったという嘘臭い話。

その5、闇米屋をしたり、芸能プロダクションを経営したりと様々なことをしたが、中でも北海道のキャバレーに金粉ショーの出演料を集金に行ったときの思い出。

その7、2011年3月11日 東日本大震災の思い出。原子力発電所事故を連想させる『灰の人』の興行など。

そして鼎談 麿赤兒x大森立嗣(長男・映画監督)x大森南朋(次男・俳優)。

そのp321に「あの頃、月に一度、お袋に連れられて親父に会いに高円寺の「トリアノン」という喫茶店に行っていたことがあったでしょう。俺たちは、たまにしか会わないから親父を警戒している。--」という下りがありました。丁度、電車が高円寺駅に着くころだったので、毎日その前を通っては居たのだけれど、一度も入ったことのなかった喫茶店トリアノンに入ってみました。ここはケーキ職人で有名な店です。然し、ウエイトレスはこの本のことをまったく知りませんでした。(上のレシートがこの店のものです。)

「まほろ駅前多田便利軒」など、多くの映画を親子3人で作っているそうです。


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