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2017年9月15日

9181: 第23回 網膜硝子体セミナー:堀口正行先生聴講印象録

第23回 網膜硝子体セミナー

1、「チャレンジ!小児網膜硝子体疾患」日下俊次 近畿大学堺病院教授

 (途中から聴講):コーツ病の外科手術などのお話が聞けました。

2、「網膜硝子体ーー小さな工夫、大きな効果ーー」堀口正之 藤田保健衛生大 眼科 主任教授

清澤のコメント:東北大学で私が教えを受けた水野勝義教授は思いつくいろんなことを試してみられる方でしたが、名古屋大学のご同門の堀口先生も工夫してみることがお好きな方のようです。

1)確立された、査読を通った雑誌に出ている話を、
2)薬剤などの用途外使用を勧めるようなことは言わないで、さらに、3)発表前に全スライドをスポンサー会社に提出:という窮屈な要求にも屈しない奔放なお話に感服しました。
話の流れも抄録通りで、アドリブは多くはなく、聞きやすかったです。

要旨抜粋

硝子体手術では術者の工夫や機械の改良により手術のけっかが大きく左右されることがある。また診断や疾患の理解にも工夫や改良は重要である。

1)眼内組織染色:白内障の前嚢染色と硝子体手術での内境界膜の染色を考案した

2)硝子体手術用顕微鏡OMS800-OFFISS:両手を使える手術ができる。広画角システムである。

3)黄斑円孔手術とその周辺

(1)字多数視力、同じ紙に多数のランドルト環を縦横に並べて、固視点を選ばない仕組みにすると、真のよい視力が測定できる。胡支店を選べると視力は上がるから。

(2)黄斑円孔手術の術後体位制限の改善:リックサックのようなものを担がせて、眠っているときに仰臥になることを防ぐ;などの工夫。

(3)ILM inverted flap法と安全性

4)白内障ー硝子体同時手術:いわゆるトリプル手術です。先にレンズを入れると網膜最周辺部が見えなくなるから、レンズは最後に入れる。

(1)水晶体の視認性向上:濃い硝子体出血ではトリアムシノロンを硝子体に入れるとCCC時に顕微鏡光の反射で前嚢が見える。

(2)CTRと硝子体手術:チン氏帯の弱い白内障レンズ挿入時に嚢内に入れるリングのお話。

(3)TORIC IOLと硝子体手術:水平のマーキングが術中に消えるのに対する対策など

5)小切開硝子体手術の問題点とその改善

(1)増殖膜の処理のためのspatula

(2)切開創の確実な閉鎖方法:まずジアテルミー、次は縫合、そしてコラーゲンスポンジが使える。ポートは強膜に水平に走らせてから垂直に入れると創の閉鎖がよい:

竹内先生からの追加::脈絡膜内にインフュージョンカニューラの先端が残ると、空気が脈絡膜内を経て全身循環に入る可能性があるから、先端確認は確実に。

6)硝子体手術の麻酔法
経テノン嚢球後麻酔の効果

◎盛りだくさんで、堀口先生が考えられた多くの工夫を聞くことが出来、楽しいお話でした。この会は23回の今回でいったん終了だそうです。残念。


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