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2017年9月15日

9179; シーソー眼振:とは

しーそーがんしん

◎seesaw nysTAGSmus
解離性眼振の一種で,一眼は上転して内旋,他眼は下転して外旋という眼球運動を律動性に生じる。先天性眼振以外に,視交叉付近の障害で生じることもあり,その際,両外側の視野欠損を伴う。脳幹栓塞,延髄空洞症,頭蓋咽頭腫などの症例でも報告され,動物実験の結果より視蓋が発症に関係すると考えられているが,その詳細なメカニズムは不明である。(wikiまとめ;より)

◎シーソー眼振は1914年Maddoxにより初めて報告された非共同性眼運動である(Maddox, EE: See-saw nysTAGSmus with bitemparal hemianopia. Proc. Roy. Soc. Med. 8,12,1914 )。 この異常眼運動は比較的稀なものであり、その成因についても現在充分認識されていない。すなわち内外の報告によると、 従来、神経科 ・内科領域では、シーソー眼振 は、下垂体または間脳疾患でみられるとの報告があり、反対に耳科領域ではワレンベルグ症候をはじめ延髄疾患に多いとされている。
(シーソー眼振 (See-saw nysTAGSlnus SchaukelbalkennysTAGSmus)-その責任部位は脳幹上部か、下部か? 菊池 幹雄ほか 耳鼻臨床 67: 243~249, 1974より抜粋)

第8図 シーソー眼振の模型図 (Peter H Shurr による:Schurr, h. HL: See-saw nysTAGSmus. Proc. Roy. Soc. Med. 56, 808-810, 1963. ) 

清澤のコメント:左右が180度異なる位相で上下に運動する眼振ということなのですが、私が見た症例は下垂体腺腫の術後というものでした。先輩のI先生によると、脳幹(カハール間質核付近)に責任病巣があるはずということでしたが、私がI先生とみたように、視交叉付近はその原因になりうる部位であるようです。いずれにしろ、上図8のごとき動きがその眼球運動の中から抽出して見られないと、その診断に至ることはできません。


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