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2017年9月10日

9177:映画ダンケルクを見てきました。

   最新封切の戦争映画を見てきました。
「史上最大の作戦」以来、連合国側に立って多くの戦争映画がつくられ、最初は戦争賛美で有ったり、英雄を褒めるような流れであった。しかし、米国がベトナム、アフガン、イラクと勝利とは言えない戦争を続ける羽目に陥り、身体的にもまた、メンタル的にも傷ついた多くの兵士を抱えるようになって、まじめで厭戦的な作品がつくられるようになっていったと思う。

そういう目で見ると、この作品は自分は参加しなかったが、第2次大戦当時にノスタルジーを感ずる様な新しい世代の映画人がつくった映画という印象を受けた。事の良しあしではなく、他人の経験してはいない歴史としての戦争を扱っているのではなかろうか?。最近の日韓の慰安婦問題や強制労働の問題にしても、それが正当だったというつもりは全くない。しかし、秀吉の挑戦征伐を謝るつもりもないが、その前の元寇についてモンゴルを責めるつもりもないといった感情。基本的には今の日本政府の意識はそこにあるのではないかと思う。

無題 この映画を見ていると、戦争に限らず、全体とし弱い或いはその時に負けている側に組み込まれて戦わされるのは非常にしんどい事だと思えてくる。かといって、そのような非常事態において、自分を局外に置くことはできないのであろう。また、自分を犠牲にして仲間を守るといった行動は、これからも賛美はされようが、安易に自分の命を投げ出してまで、その道を取ることが万民に最善の選択であるかどうかはやはり疑問であると思った。

bunkers-14ノルマンディーの米軍戦死者の墓地(上図)や、ドイツ軍が築いた砲台跡(bunker下図)あとが今も保存されているのを見たときには、大変な戦いがそこで行われたということが実感できました。これからの世代の人々にも、その追体験はして居ていただきたいものと感じています。

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2017年9月8日(金)15時15分 ノア・バーラッキーの記事の要点を抄出:(ニューズウィーク日本版メルマガ:元記事はこちらhttp://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/09/post-8402_1.php

 

<ナチスに包囲された兵士40万人を救った「奇跡の撤退」を緊張感あふれる映像で描く>

クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』。

第二次大戦中、ドイツ軍の電撃作戦でフランス北部ダンケルクの海岸に追い詰められた連合軍兵士40万人。彼らを救出する大規模な撤退作戦を描いたこの映画。

ハリウッドの基準からすれば特殊な状況である「撤退」を扱った作品。

戦時下の人間の無力さ

始まりは1940年5月24日。ドイツ軍の進撃に押され、連合軍はドーバー海峡に臨む海岸に撤退。もはや反撃に出る余力はなく、救援を待つのみ。イギリス軍はドイツ軍の爆撃機とUボートの攻撃にさらされつつ、1人でも多くの兵士を救出しようと決死の作戦を展開する。

主役級の兵士はごく平凡な男トミーだ。冒頭のシーンでは、トイレを探して仲間たちと市街地を歩いているときにドイツ軍に銃撃され、命からがら海岸に逃げる。トミーにとって戦争は自分の力ではどうしようもない、耐え難くも屈辱的な状況だ。

ノーランが描くのは戦時下の人間の無力。

犠牲者の側に置かれた彼らはもはや民間人と区別がつかない。この映画に登場する最も勇敢な人物は民間人のミスター・ドーソンだろう。彼は兵士たちを助けようと自分の船でダンケルクに向かう。途中、海上で救出した兵士(キリアン・マーフィー)は戦闘のショックでろくに口も聞けないありさま。彼は船がダンケルクに向かうと知るとイヤだと暴れ出し、ドーソンと共に救援に向かう17歳の若者に致命傷を負わせる。

おじけづき逃げ惑う兵士

ほかの兵士たちも自分だけが助かろうと姑息な手段を使ったり、避難場所のわずかなスペースを奪い合ったりする。例外は、イギリス軍の戦闘機パイロットが戦友たちの逃げ惑う海岸の上空で見せる果敢な離れ業は、典型的な戦争映画のそれ。それに兵士たちの惨めさや弱さを描いているからといって、戦争を批判する意図があるかといえば、それは全くない。

「正当な戦争」なるものがあるとすれば、連合軍にとっての第二次大戦はまさにそれだろう。だが第二次大戦が正当な戦争、もしくは避けられない戦争だったとしても、その後にアメリカが戦った戦争の多くはそうではない。にもかかわらずハリウッドは、ベトナムやイラクその他の戦争を避けられない戦いであるかのように描いてきた。だが『ダンケルク』の兵士たちは選ばれし者ではない。おじけづき、逃げ惑うその他大勢だ。兵士一人一人の置かれた状況にリアルに肉薄した描写で、ノーランは戦争映画の新たな可能性を開いた。

 


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