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2017年3月26日

8709:トランプ流「ディール」で失敗 オバマケア見直し頓挫:記事紹介です

トランプ流「ディール」で失敗 オバマケア見直し頓挫:記事紹介です

ワシントン=五十嵐大介、佐藤武嗣 2017年3月26日05時04分

無題
写真・図版 トランプ政権のオバマケア撤廃を巡る動き

清澤のコメント:赤字であるとは言いながらも日本の医療保険制度の優れたパフォーマンスは世界に誇れるものです。これに対し米国では無保険者が多く、それらを救おうとしたのがオバマケアであるといわれます。これを批判しているのがトランプ大統領なのですが、今回は「党内で不人気だった保険への加入義務づけなどを撤廃するなど『トランプ色』を打ち出す一方、急激な変化による混乱を避けるため、病気を患っている人の保険加入を保険会社が拒否できない条項など現行制度の一部を残す内容だった。」という状況で
保守強硬派と、穏健派の両方から反発を食らい調整に失敗したという事のようです。
ロイターによれば「オバマケアについては米国内問題とみる向きも多いだろうが、実は、その成否がトランプ政権の掲げる経済政策パッケージの鍵を握っている。オバマケアの見直しで財源が確保できなければ、期待されたような大型減税は実現しない。もしオバマケアの代替法案が近いうちに可決されなければ、トランプ氏が掲げる政策への信頼感は大きく損なわれ、人々はトランプ氏の政策パッケージ全体に疑いの目を向けるだろう。」とも評価されています。

 --記事引用--
 トランプ米大統領が大統領選の公約に掲げた医療保険制度改革(オバマケア)の撤廃・見直しが早くも頓挫した。与党の共和党が提出した代替案に党内から異論が噴出、自ら乗り出した調整に失敗して採決断念に追い込まれた。目玉政策が相次いで司法や議会に待ったをかけられ、より厳しい政権運営を迫られている。

トランプ氏、オバマケア代替案撤回へ 党内調整に失敗

 「がっかりしたし、正直少し驚いた。ほとんど手が届いていた」。トランプ氏は24日、ホワイトハウスで記者団に、採決を断念したことに悔しさをにじませた。「そう遠くない時期に新たな代替案を出す」と強調したが、具体的な中身や時期に言及はなかった。

 トランプ氏にとって、オバマケアの撤廃は大統領選中から民主党を攻撃する目玉政策だった。勝利直後から見直しに言及、就任後も議会演説で、撤廃・見直しに向けて代替案の成立を訴えた。

 米国の制度では、大統領は法案を提出できない。トランプ氏の意向を受け、与党・共和党の下院執行部が今月6日に代替案を公表。党内で不人気だった保険への加入義務づけなどを撤廃するなど「トランプ色」を打ち出す一方、急激な変化による混乱を避けるため、病気を患っている人の保険加入を保険会社が拒否できない条項など現行制度の一部を残す内容だった。

 しかし、「完全撤廃」を求める保守強硬派と、無保険者の急増を避けたい穏健派の両方から反発を食らい、調整は難航を極めた。共和党は下院(435議席、空席5)で237議席と過半数を占めるが、米メディアによると約30人が反対に回り、過半数216の確保は絶望的だった。

 「ディール(取引)」のうまさを売りにするトランプ氏は自ら反対議員の説得に当たった。「成立させなければ、共和党は2018年の中間選挙で議席を失う」などと圧力をかけたが、不発に終わった。

■次は税制改革「より困難」

 トランプ氏は就任後、大統領令を連発し、環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱や、中東・アフリカ7カ国の国民の一時入国禁止など実行力をアピールしてきた。

 関連省庁との調整や準備無しに打ち出した入国禁止の大統領令は司法のストップがかかり、効力停止となった。今回は、上下両院で多数を握っているにもかかわらず、重要政策を成立させられなかった。党内の分断や支持基盤の弱さを露呈、トランプ氏の調整力にも疑問符がついた形だ。

 24日のニューヨーク株式市場は、政権が目指す大型減税や規制緩和などの実現が不透明になったことから、ダウ工業株平均は7営業日続落。1週間で300ドル以上下落し、大統領選後で最大の下げ幅となった。

 トランプ氏は24日の会見で「これから税制改革に取りかかる」と訴えた。政権は「年4%成長」を公約とし、「レーガン政権以来の抜本的な税制改革」を目指す。輸入企業への税負担を増やす「国境での課税調整」も検討中だ。

 しかし、輸入企業の反発もあり、党内の賛否は分かれている。財政赤字の削減にもつながるはずだったオバマケア代替案の棚上げで、大幅減税の財源確保も厳しくなった。共和党幹部のライアン下院議長は「税制改革は不可能ではないが、より困難になる」と語った。

 トランプ氏はこの日、共和党反対派への批判は抑え、党内の調整役を務めたライアン氏を「非常によく働いてくれた」とねぎらった。ただ、トランプ氏は選挙中、党主流派を「エスタブリッシュメント」(既得権層)と敵視した経緯があり、しこりは今なお残る。

 党内の分断をどう克服していくのか。就任2カ月で早くも真価が問われようとしているトランプ氏は会見で、あたかも党内勢力のバランスや切り崩し策を見いだしたかのように、こう強調した。「今回は興味深い期間だった。我々は、忠誠心や票固めについて多くを学んだ」(ワシントン=五十嵐大介、佐藤武嗣)
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