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2017年3月3日

8637:輻輳痙攣、調節痙攣とは

8637:輻輳痙攣、調節痙攣とは

(輻輳痙攣らしき動画です。)
輻輳痙攣というのは、開散麻痺に似ていますが、両眼の視線の輻輳が本人の意図にかかわらず急に強く起こってしまうものです。輻輳と調節は互いに密接に連動しているので、輻輳痙攣では調節も乱れます。(⇒2006年08月31日 150 輻輳痙攣(輻輳けいれん)、近見反応痙攣(近見反応けいれん)と開散麻痺)⇒https://www.kiyosawa.or.jp/archives/50614977.html

 診察室に入ってきたときの視線はほぼ正位でしたが、診察を始めようとしたら急に内斜視が強まり、その角度もつよくて一定しないのです。本人の座っている体勢も急に不安定になって、座っているのがやっとという風情です。何とか細隙灯、眼底を見るも正常。その頃には内斜視の発作もおさまってきました。紹介状の病歴と診断画像はやや時間を経た小脳出血でした。

輻輳痙攣の多くがヒステリーやうつ病などによるものであるとされますが、輻輳痙攣には器質的疾患(精神的なものではない本当の病気)で生じるものもあります。

輻輳痙攣は、視床出血、松果体腫瘍、下垂体腫瘍、脳炎、ウエルニッケ・コルサコフ症候群、脳圧亢進、アーノルド・キアリ奇形など輻輳中枢の存在が想定される脳幹を侵す多くの疾患での報告があります。

調節機能の説明 梶田眼科 Accommodation http://www.kajiTAGSanka.jp/policy-accmo01.htmlから借用
Fk-map03
【調節けいれん】
急激な視力低下が生じ、時に眼の奥の痛みや頭痛、めまいなどを伴う。 見えたり見えなかったりと、視力の変動が激しい。見ようとする視標の距離に関係なく、毛様体筋が強いけいれん状態にある。治療することによって、調節機能は正常に回復し、裸眼視力は安定し、眼の奥の痛みや頭痛などの症状は消退する。
調節けいれんがある場合には眼精疲労の症状は強い。

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