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2017年2月11日

8572:眼底画像診断ーーアップデート 伊藤逸毅先生 聴講印象記

OCT_OD_Retinal_Thickness_Map眼底画像診断ーーアップデート 伊藤逸毅先生(名古屋大学眼科)聴講印象記

 眼科医清澤のコメント:聞いていてわからない話ではありませんが、繰り返しが少なく、メモを取りながら付いて行くのがやっとという快速の講義でした。帰宅後、シラバスを追ってみるとよく整理された話で、以下にその要点を纏め、聴取した点をいくつか足してみました。今、私たちのグループでは、緑内障以外の神経眼科領域の2つのテーマで、OCTをどう分析しようかと迷っています。それを考えるうえでも本日の講演は大変参考になりました。また、明日からの臨床にも、大変役に立ちます。
 本日の日本眼科医会第72回生涯教育講座東京地区の参加者は270人。祝祭日でもあり例年よりは少ないそうですが、会場はそれなりに埋まっておりました。

目次
Ⅰ、はじめに 
Ⅱ、光干渉断層計(Optical Coherent Tomography, OCT):
 1、ラインスキャン
 2、マッププログラム
 3、アンファス(en face)画像
 4、OCT angiography
 5、前眼部画像
Ⅲ、超広角眼底撮影装置
Ⅳ、終わりに

 --以下に詳しく--
Ⅰ、はじめに 主にOCTの基礎から機能について解説。

Ⅱ、光干渉断層計(Optical Coherent Tomography, OCT):
 多岐にわたるスキャンプログラムを知る必要。

1,ラインスキャン:
 高解像度、構造の乱れ、肥厚と菲薄。
 眼底トラッキングして加算も。
 Enhanced Depth Imaging (EDI)硝子体や脈絡膜をより明確にできる。
 Pachicholloid脈絡膜の肥厚という意味
pa
 縦横比が機種やモードで違う
 横スキャン=乳頭黄斑線維束情報、縦スキャン=上下方向の対称性、放射状スキャン=全体の分布
 Swept OCT:好感度領域の幅が広い

2、マッププログラム
 多数の平行スキャンで眼底全体をスキャンし評価する。
 網膜構造のセグメンテーションが行われる。
 神経線維相マップとGCCマップ(Ganglion Cell Complex):トレンド解析も可能
 PPGの段階では網膜GCCは薄くなるが、視野欠損は出ない。
 強度近視眼は測定範囲が広がるから強度近視の標準デーを要する。

3、アンファス(en face)画像
 マッププログラムで得られる立体情報を眼底写真同様に面としてとらえる。
 さらにセグメンテーションデータを用いる。

4、OCT angiography
 OCT画像だけで黄斑部の血管構築を見られる。
 血流XセグメンテーションXアンファス化を行う
 血管ネットワークの層別分析が可能

5、前眼部画像
 今後のさらなる利用へ

Ⅲ、超広角眼底撮影装置
 オプトス:カラー画像を作る色が2色のみだが、周辺部が取れる。

Ⅳ、終わりに
 導入時にその機能を覚えた後にも、ソフトウェアのアップデートについてのチェックを要す。

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