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2017年2月2日

8547:色視症 しきししょう 【英】chromatopsia, colored vision

色視症 【英】chromatopsia, colored vision

物が赤く見えるという患者さんです。色視症とは無色のものが着色されるか、または、着色された対象物が 異常な色相 をもつように感じられる状態のこと。本来の色が,あるいは無色の物が,種々な色彩を帯びてみえるようになる状態。

赤視症erythropsia,緑視症chloropsia,黄視症xanthopsia,青視症cyanopsiaなどがある。異常な白、茶色およびすみれ色に見えることは遺伝性にも見られる。

原因は物理的要因によるものから,中枢性のものまでさまざまである。

白内障手術後の青視症や,網膜前出血時の赤視症は,物理的要因によるものである。

また,網膜ないしその他の原因による色視症もある。此処では先天性の色弱や網膜ジストロフィーによる色覚障害は論じない。ここでの色視症は網膜レベルのものとし、幻視に伴う大脳皮質レベルのものも除外する。

 角膜の浮腫に伴う色視症もある。光源の周りの虹色のリングを緑内障は訴えることがある。内視現象では、 “青い弓現象(blue arcs phenontenon)” もある。

 雪景色の強い反射や電気閃光など,強い光線が眼内に入った時にも,赤視症が起こることがある。

 サントニン内服の時の黄視症あるいは緑視症も有名であるが、このほか、ストレプトマイシン(黄視症)、サルファ剤(黄視症)、ジギタリス(黄,青あるいは緑視症)、アミール・ニトリット(黄視症)などの薬剤によるもの、また、マリファナ、DDT、二硫化炭酸などの中毒物質による黄視症なども知られている。

 中枢性のものとしては、ヒステリーで、赤視症や黄視症が起こることがある.白内障の摘出後にも赤視症を訴えることがあり、これは、心因性のものであるかもしれない。

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