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2017年1月26日

8525:タクロリムス点眼にステロイド減量効果:記事紹介

タクロリムス点眼にステロイド減量効果【Ophthalmology】

専門誌ピックアップ2017年1月16日 (月)配信 眼科疾患

Miyazaki D et al.Steroid-Sparing Effect of 0.1% Tacrolimus Eye Drop for Treatment of Shield Ulcer and Corneal Epitheliopathy in Refractory Allergic Ocular Diseases.Ophthalmology. 2016 Dec 22. pii: S0161-6420(16)31135-6. doi: 10.1016/j.ophtha.2016.11.002. [Epub ahead of print]

 難治性アレルギー性角膜上皮症、シールド潰瘍または角膜プラーク患者791例を対象に、タクロリムス点眼薬のステロイド減量効果をコホート研究で検証。ベースラインからの1カ月時調整平均上皮症スコア変化度はタクロリムス単独群で-0.93と減少効果が見られた。フルオロメトロン群は-0.02、ベタメタゾン群は0.02、経口ステロイド群の変化度は-0.02で、いずれもタクロリムス単独群と比べ有意な変化ではなかった。

清澤のコメント:
 類似の作用機序と効能を持つ点眼薬で日本で日常使えるものにはパピロックミ二とタリムスがあります。パピロオクミニ(一日3回点眼)は一回使用量で包装されていて、タリムス(一日2回点眼)は5mlの包装です。どちらも適応は春季カタルですが、効果はタリムスのほうが強いようです。
 この論文の主題でもありますが、タリムス(一般名タクロリムス)であれば点眼のステロイドとの交換のできる可能性があります。パピロックミ二(一般名シクロスポリン)はその効果が比較的弱いのでステロイドとは交換ではなくて追加が必要になるとのことです。(免疫抑制点眼薬の使用指針、春季カタル治療薬研究会、新しい眼科、30(4)、487-498,2013))

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