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2017年1月24日

8518:土浦協同病院、移転新築費用膨らみボーナス大幅カット:記事抄出で紹介

土浦協同病院、移転新築費用膨らみボーナス大幅カット:記事抄出で紹介
2017年1月20日

眼科医清澤のコメント:病院の建て替えが、その病院の存続を脅かすという典型的な事態の様です。土浦と取手は医科歯科大学が、水戸と高萩は東北大学と、何れも私の世話になってきた大学とも関連をもって運営されてきた病院で有るだけに、心配なことです。
 文中の、「人件費を削減すると、医師や看護師の大量退職が相次ぎ、診療科が維持できなくなって患者が減少、さらに経営が悪化するという悪循環に陥り、病院そのものを維持できなくなる。」というお話にならないとよいと危惧しております。

  ーー以下記事の抄出ーー

昨年3月1日に移転・開院した土浦協同病院=土浦市おおつ野

 昨年3月に移転・開院した土浦協同病院(運営は県厚生農業協同組合連合会=メモ参照=)の新築移転費用が、計画の約350億円から約468億円に膨れ上がり、県厚生連は、経営立て直しを迫られている。建築資材や建築作業員の人件費の高騰などが原因という。これにより県厚生連は2015年度決算で過去最高の87億円の経営赤字を計上した。昨年9月に、理事長、専務、参事の役員3人が交代し、県信連などから新役員が就任した。冬のボーナスをめぐっては、県厚生連は昨年暮れ、県内6病院などの職員のボーナス大幅カットなどを提示したため、反発する労働組合が24年ぶりに半日ストを実施、交渉が越年する混乱が続いている。現時点で、医師や看護師など職員に冬のボーナスはまだ支給されていない。

 茨厚労によると、もともと多忙な勤務体制の中、ボーナスの大幅カット方針が示されたのを機に、張り詰めていた気持ちが切れ、年度末で退職を希望する医師や看護師が増えているという。

 12月20日、6病院で約800人が参加してストライキが決行された。厚生連のストは1992年の看護師増員・賃上げ要求春闘以来、24年ぶり2度目。ストライキは初めてという看護師らも多かったという。ストの際は応援もあり患者などへの影響はなかった。

 茨厚労によると、夜勤や長時間労働など勤務体制が過酷な総合病院は退職希望者が多い。県厚生連の場合、定年退職者も含め年度末に10%程度の退職者がいるが、看護職員を対象にした調査では、25%程度が3月末で退職したいという意向を示しているという。

 栃木県と埼玉県の病院新築を例にすれば、「人件費を削減すると、医師や看護師の大量退職が相次ぎ、診療科が維持できなくなって患者が減少、さらに経営が悪化するという悪循環に陥り、病院そのものを維持できなくなるという教訓がある」。

 経営側の奥田聡参事は「経営を立て直し、地域医療を守る道筋をつくっている。暮れの団体交渉時点では将来の見通しを示せなかったが(現時点では)見えてきているので、近々、来年度の見通しと併せて、組合に新たな提案を示したい。全職員に対しても2月10日までに説明会を開きたい」としている。

(鈴木宏子)

県厚生連(茨城県厚生農業協同組合連合会)
 水戸、高萩、土浦、取手、行方市、境町の6カ所で六つの総合病院と、看護学校、診療所などを運営している。職員は約4300人
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