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2017年1月12日

8481:蒙古襲来:服部英雄著 読んでいます。

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蒙古襲来

清澤のコメント:文永の役のおり、中国南部はまだ南宋であり、元と対立していた。高麗を漸く下した元にとって、日本は南宋を助けるけしからぬ輩。高麗の人民を集めて約190艘の大船を作らせた。硫黄は爆薬の原料だが、中国での算出は少なかった。年間300トンものその硫黄を軍需物資として日本は南宋に輸出していたという。これを止めれば南宋の火薬のもとを断つことも出来る。マルコポーロの東方見聞録に記されたように、日本では金も採掘されていた。

 この時代の日本の中国からの輸入品は宋銭だった。そして、日中の貿易の利益は大きく、一度の航海でおよそ10倍の利益が得られていたという。日本側の対大陸貿易の中心は今の福岡(博多)であり、そこには数世代で日本人と同化した多数の中国人が住んでいた。

 そこに元軍は攻め寄せて、博多の街を焼き払ったという。しかし、約1週間上陸して戦った元軍は、補給継続の困難や帰国に困難な冬の風向きなど処々の理由で引き上げた。
 西方への侵攻に比べて朝鮮、日本、ベトナムへの侵攻にフビライ・ハーンは随分てこずったようだ。

 元寇という軍歌のような歌もある。

  --本の解説--

「神風」が吹いた。果たして、それは真実か。『蒙古襲来絵詞』には、暴風は描かれていない。太平洋戦争以前、日本が他国から攻撃を受けた唯一の戦いである、と言っても過言ではない「蒙古襲来」に関する通説こそは、砂上の楼閣だった。第66回毎日出版文化賞受賞後、渾身の話題作刊行。

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