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2017年1月5日

8461:円錐角膜とは?、その最近のトピックスは?

8461:円錐角膜とは?、その最近のトピックスは?
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ここではまず①円錐角膜に対する初歩的な説明を行う。次に②最近進歩しつつある治療法を紹介する。しかし、それは現在の標準的な治療法であるとまで言えるものではない可能性がある

①円錐角膜という目の病気について

円錐角膜(Keratoconus)は、正常においては丸いドーム形をしている角膜が円錐状の膨らみを持つために次第に薄くすなる非炎症性の眼疾患である。これは重篤な視力低下を起こすことがある。

◎誰が円錐角膜になるか?

円錐角膜の実際の発生頻度は知られていない。それはよくある眼疾患ではないが、決してまれではない。一般人口の2,000人に1人程度存在する。一般的に最初は思春期の若い人々または10歳代後半に診断される。 円錐角膜には地理的、人種的、文化的、社会的偏在はない。

◎徴候--何が起こるか?
 角膜は目の前面にある透明な窓であり、目に入る光の屈折に関する最も強い影響がある。従って、角膜の異常は、運転したり、テレビを見たり、本を読むなど私達が物を見るのに強く影響する。円錐角膜の最も初期の段階において、視覚はぼやけとゆがみを示し、まぶしさを起こす。これらの徴候は最初、通常10代の前半の若者および20歳代前半に出る。円錐角膜は10-20年の間に進行し、それから進行は遅くなって安定化する。個々の目に変化にはばらつきがある。

◎円錐角膜の原因は何か?

円錐角膜の正確な原因はわかっていない。研究に基づいた多くの理論があり、アレルギーや遺伝との関連が論じられている。しかし、単一の理論でそのすべてを説明できるわけではなく、原因は重複しているかもしれない。

◎円錐角膜の治療は?:何ができるか?
初期段階では、めがね又はソフトコンタクトレンズで、円錐角膜の初期の段階において起こされた穏やかな近視と乱視を訂正するために使用できる。病気が進行し、角膜形状が薄くなり、変化し続けると、堅いガス透過性(RGP)コンタクトレンズが、一般的に視力をより適正に矯正する。

②円錐角膜に関する最近のトピックス。
(私はこれらの手技については学会で伺っただけで、その実際を知りません。これらの方法の良否や要否は角膜専門医と個別の眼の状態に基づいてご相談ください。専門医には紹介をいたします。⇒参照 2011年07月01日 2395 円錐角膜の最近の話題を島崎潤先生に伺いました)

1)クロスリンキング: 角膜のコラーゲン線維に架橋をして強度を増すクロスリンキングは病気の早期から行えるすぐれた治療法になっていると聞く。この方法ではリボフラビンとともに UV-A紫外線を照射して、角膜の線維に架橋を作らせ、角膜を強固にする。

2)次の話題は角膜内リングintracorneal ring。以前は屈折矯正に使われましたが、矯正力が弱くあまり流行らなかったもの。C型の弧状リングを入れて角膜中央を平坦化させる。これをすることで、コンタクトレンズが使えるようになる。対象には40D-60Dの角膜がよく、あまり角膜が薄いと使えません。フェムトセカンドレーザーでトンネルを作りその中に入れるが、点眼麻酔10分程度の手術だとのこと。

3) 角膜熱形成(Conductive Keratoplasty伝導式角膜形成術):これも古い時代からあった方法ですが、最近はトポグラフィーガイデッド コンダクティブ ケラトプラスティーで新しく生まれ変わったという。スティープ(突出した)な所を焼き平坦にしますが、効果が3か月位で戻るから、先のクロスリンキングを併せて行えば効果を長く維持できるという。

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