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2016年10月31日

8280:われらが背きし者:という映画とサバン症候群

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われらが背きし者:という映画を見ました。劇場公開日 2016年10月21日 1543人 41位です。our kind of traitorという原題ですが、それがなぜこの日本語訳になるのかは?
下記が予告編です。

清澤のコメント:

 偶然出会ったロシアマフィアのボスに亡命の手伝いを頼まれた文学部教授のお話です。見ているものは、主人公とともにこのロシアマフィアのボスがだんだんに好きになっていってしまいます。

 ロシアマフィアやイギリスの諜報機関であるMI6も出てはきますが、主人公はプロのスパイではありません。初めの部分で提示されるロシア警察によるロシア人家族に対する殺害事件の意味付けはしばらく解らぬまま物語が進みます。組織を裏切るマフィア家族の亡命を求められたMI6も、思う様には動いてくれず、見ているものをイライラさせます。

 目に関連した部分としてはこのロシアマフィアがずば抜けた視覚的な記憶力を持っています。おそらくかれはサバン症候群です。

 注記:イギリスの医師ジョン・ランドン・ダウンは1887年、膨大な量の書籍を一回読んだだけですべて記憶し、さらにそれをすべて逆から読み上げるという、常軌を逸した記憶力を持った男性を報告した。その天才的な能力を持つにもかかわらず、通常の学習能力は普通である彼を「idiot savant」(イディオ・サヴァン=賢い白痴【仏語】)と名付けた。彼が自閉症の診断基準を満たしている記述は論文には存在しない。論文上には「他の学習能力は通常である」と記載があるのみ。後に”idiot”が差別的な意味を持っていることから、「サヴァン症候群」と改められた。

 出てくるモスクワ、マラケシュ、ロンドン、パリ、スイスの町や村などはそれ自体の美しさを見せてくれます。

 娯楽向けのスパイ映画ですから、何かを訴えるというような物語性はあまり感じませんでしたが、娯楽としては許容できる仕上がりの映画です。

解説(引用)
「裏切りのサーカス」の原作などで知られ、元MI6(イギリス秘密情報部)という経歴を持つ作家ジョン・ル・カレの同名スパイ小説を、ユアン・マクレガー主演で映画化。イギリス人大学教授ペリーと妻のゲイルは、モロッコで休暇中にロシアンマフィアのディマと偶然知り合う。ディマから組織のマネーロンダリングの情報を聞いたペリー夫妻は、1つのUSBメモリをMI6に渡してほしいとディマに懇願され、突然の依頼に困惑するが、ディマと彼の家族の命が狙われていると知り、その依頼を仕方なく引き受けてしまう。それをきっかけに、ペリー夫妻は世界を股にかけた危険な亡命劇に巻き込まれていく。主人公ペリー役をマクレガー、ディマ役に「ドラゴン・タトゥーの女」のステラン・スカルスガルドがそれぞれ演じるほか、ダミアン・ルイス、ナオミ・ハリスが脇を固める。

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