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2016年10月22日

8255:「米と決別」 ドゥテルテ氏放言、同盟国混乱:記事紹介です

96958A9E938「米と決別」 ドゥテルテ氏放言、同盟国混乱
米、国務次官補を急派

清澤のコメント:
 米国を向こうに回して強気な発言をすれば、資本主義陣営の国では一時的には国民の喝さいを浴びることができる。しかし、国の経済が米国側と強い経済的な関係で成り立っているとすれば、その経済的なメリットのすべてを超える保護を今後の中国が与えられるとも考えにくいし、米国の隠れた支配層はドゥテルテ大統領の失脚などのあらゆる手段を講じて、フィリピンの中国への転向を妨害しようとするだろうことは容易に想像できる。

 嘗て日本で田中角栄政権が転覆されたのもその一例であろうし、民主党政権が長くは続かなかったのもそういうことだったのではなかろうか?

 使い古しの護衛艦を供与するくらいで、機嫌を取れた積りでいた安倍政権にはまた一つの大きな試練であろう。

 また、中国の経済的なつまずき、ブレクジットやドイツ銀行の躓きに関連するヨーロッパの問題、そして今回のフィリピン大統領の離反である。世界経済の堤防はどこから決壊するのか?壊れそうでもなかなか破綻しないのも世の常ではあるのだろうけれど。TPPもなかなか前途は多難だろうと推測される。

 米国の大統領選はクリントン有利で進行しているようだけれど、次の主人公は副大統領候補者とにらんで、選挙は進んでいるのだろうか?
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2016/10/21 23:36日本経済新聞 電子版

 【マニラ=遠藤淳】フィリピンのドゥテルテ大統領の外交政策が混乱を呼び込んでいる。訪中して習近平国家主席と会談し、南シナ海の領有権争いで冷え込んだ両国関係の改善に合意した20日に「米国と決別する」と発言。米国はラッセル国務次官補を急きょフィリピンに派遣する。反米発言を放置すれば外交への影響が避けられないと判断した。ドゥテルテ氏は25日から訪日予定で、対中けん制で米比と足並みをそろえてきた日本は難しい対応を迫られる。

 問題の発言は北京で開かれた経済セミナーで飛び出した。ドゥテルテ氏が米国を念頭に「ロシアに行きプーチン大統領と話をする。『世界に対抗するのは中国、フィリピン、ロシアの3カ国だ』と言うかもしれない」と述べ「軍事でも経済でも米国との決別をここに宣言する」と言い放った。

 反米的な発言が目立つドゥテルテ氏だが、ここまで強い言い回しは異例だ。同行のドミンゲス財務相とペルニア国家経済開発庁長官は連名で「我々は西側諸国との関係を維持する」との声明を発表。21日にはロペス貿易産業相が「(米国との)貿易や投資を止めることはない」と述べるなど閣僚が火消しに追われた。

 懸念の声は比国内からも上がる。複数の国会議員が「経済面で米中のどちらかを選ぶ必要はない」などと声明を出した。親米路線を推進したデルロサリオ前外相は「国家の悲劇だ」と嘆いた。

 米国は不快感を隠さない。カービー国務省報道官は20日の記者会見で「発言の真意の説明を受ける」とし、ラッセル氏を22日に急派すると表明した。

 ドゥテルテ氏はこれまでも米軍の事実上の再駐留を認める防衛協力強化協定を「見直したい」、合同軍事演習は「次が最後だろう」と言及。9月にはオバマ大統領を「ろくでなし」と侮辱し、米側に首脳会談をキャンセルされた。米は抑制的な反応を続けてきたが、止まらない暴言にしびれを切らし、高官が直接会って事態の打開を図る。(以下略)

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