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2016年10月12日

8205:新宿の駅構内で騒ぎ 催涙スプレーをまかれたらどうする?:記事紹介です

新宿の駅構内で騒ぎ 催涙スプレーをまかれたらどうする? 2016年10月12日

 先月末、帰宅する会社員や学生でごった返す東京・新宿区の私鉄駅の構内で催涙スプレーがまかれる騒ぎがありました。目やのどなどの痛みを訴えて病院に9人が搬送されたそうです。最近はこの手の催涙スプレーによる騒ぎが時々報じられますが、被害を受けたとき、どうすればいいのでしょうか? 

 私はかつて護身用の催涙スプレーを誤噴霧した女性患者さんを診たことがあります。そのときのことをお話ししましょう。

 患者さんは職場にあった赤い小瓶のスプレーを化粧品か何かと勘違いして顔に噴霧した女性です。催涙スプレーの裏には“カプサイシンと呼ばれる唐辛子の成分が入っていて、後遺症はない”との英文が書かれていました。職場の同僚と連れ立って医院に来たときには水で目を十分に洗ったというものの、目から涙が出て、目のヒリヒリ感が止まらない状態でした。

 細隙灯顕微鏡と呼ばれる拡大鏡を使った目の検査をしたところ、結膜に強い充血がありましたが、角膜や前房には明らかな問題はありませんでした。

 そもそも催涙スプレーというのは、カプサイシンにより目の角膜や結膜の表面の神経端末を刺激して痛みや涙を出させるもので、後々障害となる肉体的なダメージはほとんど起こさないものです。

 もう一度しっかりと目を洗ってもらったうえで、医師が生理食塩水で洗いました。両目の視力は問題なく、pHも中性であることを確認したうえで、ステロイド軟こうを入れて、翌日一番で医院に来るように指示しました。約束通り、翌日一番でやってきたこの女性の目のヒリヒリ感と止まらない涙は解消していました。催涙スプレーの成分が目に入ったら、水道水で目を洗い、すぐに眼科医院へ行くことです。

(清澤眼科医院・清澤源弘院長)
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◎今週の話題として先週金曜日にこのブログを見てくださった日刊ゲンダイの記者Iさんのインタビューを受けました。
その記事です(掲載日時は未確認でしたが、14時間前にネットに掲載されていますから、もうフライングではありません。)

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