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2016年10月3日

8188:ノーベル受賞業績の「オートファジー」、どんな仕組み?

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ノーベル受賞業績の「オートファジー」、どんな仕組み?:記事紹介とコメントです。

南宏美 2016年10月3日19時28分
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 スウェーデンのカロリンスカ医科大は3日、今年のノーベル医学生理学賞を、東京工業大の大隅良典栄誉教授(71)に贈ると発表した。業績は「オートファジー(自食作用)の仕組みの発見」。

眼科医清澤のコメント:日本人の学者がノーベル医学生理学賞を獲得したのですから、その概要くらいは知っていてもおかしくはないでしょう。そこで図と文は別のところからですが、オートファジーの概念を引用してみました。それにしても、大隅先生が提唱してから30年という、いかにも古典的な概念です。日本人でも、例年ノーベル賞を取れる人が出てくるようになり、欧米の真似事ばかりではなくなってきたということは誠に喜ばしいことです。

 詳しくは、1960年代から細胞内で成分が分解されていると考えられていたが、メカニズムや生体内での役割は長年不明だった。そこで、大隅教授は1988年、酵母細胞で老廃物をため込む「液胞」という器官に注目し、世界で初めてオートファジーを光学顕微鏡で観察した。特殊な酵母を飢餓状態にすると、分解しようと細胞内のたんぱく質などが液胞に次々に運ばれていた。詳しい過程を電子顕微鏡でも記録し、92年に発表した。ということですから、24年も前の論文ですね。

記事の引用:ノーベル医学生理学賞に大隅良典・東京工業大栄誉教授
大隅良典・東京工業大栄誉教授

 オートファジーとは、細胞内の一部を分解してリサイクルする仕組みで、主に外部から十分な栄養をとれないときに起こる。細胞内をきれいにする浄化作用や、病原菌を分解する免疫などの役割も担っていることが分かってきた。酵母のような単細胞生物から哺乳類まですべての真核生物がオートファジーの機能を持っている。

 オートファジーはまず細胞内に膜が現れることで始まる。その膜がたんぱく質やミトコンドリアなどの小器官を取り囲み、分解酵素を含んでいる別の小器官「リソソーム」と融合する。すると、取り囲まれたたんぱく質は分解されてアミノ酸となり、栄養素として再利用される。

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