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2016年10月1日

8179:ノーベル賞候補に本庶佑名誉教授:がんの大型新薬「オプジーボ」で

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清澤のコメント:価格の高い抗がん剤として、悪名高かった「オプシーボ」でしたが、オプシーボの研究がノーベル賞候補と聞いて驚き、また自分の無知もまた恥ずかしく思いました。こう説明されるとほかの癌にも効く理由もよくわかります。筋のよい薬剤のようですから、国内での公的な医療費を蚕食するだけでなく、外貨も大いに稼いでもらいたいと思うのはわがままというものでしょうか?

(http://www.nikkan.co.jp/articles/view/00400874から:)

オプシーボはヒト型の抗PD−1抗体ニボルマブです。免疫によるがん治療にも期待大

今年もノーベル賞発表の季節が近づいてきた。調査会社の米トムソン・ロイターは21日、新たに3人の日本の研究者をノーベル賞候補に加えると発表した。うち、生理学医学賞で注目分野の「免疫学」では、京都大学の本庶佑(ほんじょ・たすく)名誉教授の名前が挙がっている。

 同名誉教授の数ある業績の中でとくに高く評価されているのは、免疫T細胞の表面にあるPD−1という分子を発見し、それが特定の分子PD−L1と結びつくことでT細胞の活性が抑制されるのを突き止めたこと。

 さらに、抗PD−1抗体や抗PD−L1抗体で結合を邪魔すると、マウスの体の中でがんを攻撃する活性が高まり、がんの有効な免疫治療となる可能性を世界で初めて示しました。

 こうした研究成果をもとにヒト型の抗PD−1抗体ニボルマブ(一般名)による臨床試験が始まり、悪性黒色腫、肺がんなどの治療に使われる大型新薬「オプジーボ」(商品名)につながりました。本庶名誉教授は今年に入り、ノーベル賞の登竜門とも言える京都賞や慶応医学賞を相次ぎ受賞し、ノーベル賞受賞の期待が高まっています。

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◎追加の記事引用:(http://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXMZO78790300T21C14A0X11000&uah=DF141220120044) ニボルマブは難治性がんの1つ悪性黒色腫(メラノーマ)の治療薬として小野薬と米ブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)が共同開発した新薬だ。がんは体内の免疫に攻撃されないように免疫機能を抑制する特殊な能力を持つ。ニボルマブはこの抑制能力を解除する仕組みで、覚醒した免疫細胞によってがん細胞を攻撃させる。

 世界的な革命技術として、米科学誌サイエンスの2013年の「ブレークスルー・オブ・ザ・イヤー」のトップを飾った。今や米メルク、スイスのロシュなど世界の製薬大手がこぞってこの仕組みを使った免疫薬の開発を加速させている。

 悪性度が高いメラノーマは5年後の生存率は1割前後という極めて危険ながんだが、米国、日本での臨床試験(治験)では「増殖を抑えるだけでなく、がん細胞がほぼ消えてしまう患者も出た」(河上教授)。

 米国での他の抗がん剤と比較する治験では既存の抗がん剤を取りやめ、ニボルマブに切り替える勧告も出たほどだ。肺がんや胃がん、食道がんなど他のがん種に対する治験も進んでいる。

 世界の製薬大手が画期的な新薬開発に行き詰まるなか、なぜ小野薬が生み出せたのか。

 1つは関西の1人の研究者の存在がある。「PD―1」という分子を京都大学の本庶佑名誉教授らの研究チームが発見したのは1992年だ。小野薬もこの分子に目をつけ、共同研究を進めた。PD―1が免疫抑制に関わっている仕組みが分かったのは99年で、創薬の研究開発が本格的に始まるまでにおよそ7年。実際の治療薬候補が完成し治験が始まったのは2006年で、開発から実用化までにおよそ15年かかったことになる。

 当時は「免疫療法は効果が弱い」「切った(手術)方が早い」など免疫療法に対する医療業界の反応は冷ややかだった。医師や学会だけでなく、数々の抗がん剤を実用化した製薬大手も開発に消極的だった。

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