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2016年9月16日

8135 麻疹診療で知っておくべき5つのポイント

thumb_548262_photo02麻疹診療で知っておくべき5つのポイント 2016/9/13 まとめ:三和護=編集委員)

(眼科医清澤のコメント:自分も含め、診療所の職員は麻疹のワクチン投与を受けていたのであろうか?記事を清澤が短縮して要点を採録しました。眼科でも初期のカタル期に結膜炎症状:結膜充血、眼脂、羞明で来院するかもしれませんから要注意。)
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 7月末以降、麻疹患者の報告が続き、地域的な広がりを見せている。医療機関にとって「いつなんどき麻疹疑いの患者が受診するかもしれない」という状況が続いている。国立感染症研究所感染症疫学センターの多屋馨子氏の、麻疹診療5つのポイント。

■ポイント1
麻疹の典型的な臨床経過を知っておく

【カタル期】麻疹ウイルス感染後、10~12日の潜伏期間を経て発症。まず38℃前後の発熱、倦怠感、上気道炎症状、結膜炎症状(結膜充血、眼脂、羞明)。カタル期と呼ばれ、麻疹の経過中で最も感染力が強い。口腔粘膜奥歯の対面に、径1mmほどの白色の小斑点(コプリック斑)。
【発疹期】二峰性発熱、それと共に特有の発疹。 発疹が全身に広がるまで、39℃~40℃台の発熱が3~4日間。
【回復期】
 発疹出現後3~4日。解熱し、全身状態やカタル症状も改善.

■ポイント2
麻疹をカタル期に拾い上げるには

麻疹診断の5つのポイント
1 カタル症状を診たら、麻疹患者との接触歴を確認!
2 麻疹の罹患歴、予防接種歴を確認!
3 発疹出現前か直後であればコプリック斑を探せ!
4 よくある誤診例は、感冒、薬疹、肝炎。風疹や突発性発疹も!
5 麻疹を疑って症状所見から麻疹と診断したらまず保健所に直ちに届出

■ポイント3
やっかいな修飾麻疹、症状だけでは診断困難

修飾麻疹では、(1)最高体温が37℃台、(2)発熱が3~4日で終わる、(3)コプリック斑がない、(4)発疹が手足だけに出現――など、典型的な麻疹とは異なる経過をとる。

■ポイント4
麻疹は健康な人が死ぬ病気

肺炎と脳炎は麻疹の2大死因であり、小児の死亡原因の多くは肺炎、成人の死亡原因の多くは急性脳炎といわれている。

■ポイント5
麻疹の空気感染の恐ろしさを肝に銘じよう

麻疹2次感染対策の5つのポイント
1 患者を速やかに隔離する!
2 解熱後3日を過ぎるまで他人と接触させない!
3 家族や院内で接触した可能性のあるすべての人に連絡を!
4 直ちに最寄りの保健所へ届け出を!
5 接触者には“麻疹予備軍”としての指導を!

麻疹に対する最大の防御策は、平時のワクチン接種。

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