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2016年9月6日

8106: 第52回 日本眼光学学会

第52回 日本眼光学学会@ソラシティカンファレンスセンター
2016.9.3〜4.

当医院の視能訓練士の小町さんがこの会の発表を見てきてレポートしてくれました。その聴講録です。
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 目覚ましい進歩を遂げている眼科医療の中でも眼屈折や眼組織について、最先端の研究成果をはじめとする最新の情報が多く得られる学会であった。

 シンポジウムでは、1)波面センサー、2)OCT、3)屈折矯正が取り上げられた。見え方や網膜像を劣化させる収差の評価法として臨床では単色の波面センサーが活用されているが、実際には色収差も大きく関与している。開発された3波長の波面センサーを用いて加齢による色収差の変化や眼内レンズ眼の色収差についての測定結果が報告された。OCTのトピックとして偏光OCTの話題が挙がっていた。光が持つ横波としての性質を用いることで、繊維組織やメラニン色素の変化を捉えることができ、通常のOCTでは観察困難な病的所見を確認することができるとのことである。また、すでに商用化されているOCT-angiographyはこれまで蛍光眼底で侵襲的に測定されてきた血管造影について、非侵襲的に観察可能となる検査法としてその有用性が紹介されていた。

 屈折矯正に関する最新の動向として人口の過半数が40歳以上の老視人口となる時代を迎え、眼鏡レンズにおける自由曲面製造技術の開発や遠近両用コンタクトレンズ、老視矯正手術などについて紹介された。

 日々、臨床で屈折矯正に携わる中で、日常の屈折矯正が過矯正になっているケースに出会うことがあるが、「度数を変えて3〜6ヶ月遅れで眼疲労の症状が出る」「本人の受け入れで視力は変化する」といった装用者の反応についてのお話や、「高齢者であっても加入度の低いものからトライする」「トライアルが今ひとつであった場合、度数の変更で対処するのではなく、違うタイプのもので試す」などのお話が非常に参考になった。(清澤眼科ORY小町)

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