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2016年8月31日

8089:あなたが担う「部分」は「全体」の美に寄与しているか:記事紹介

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記者の眼:というコラムからの採録です。その意味で「眼」の話題です。面白そうな論説ですから、短めにサマライズしてみます。要するに、企業全体を見まわして個々の構成員が取り組む作業との整合性を整えるところから「全体」の美が達成できるというお話のようです。

   --要点は---
◎あなたが担う「部分」は「全体」の美に寄与しているか  谷島 宣之=日経BPイノベーションICT研究所 2016/08/31から抄出

○ 自分が担当する仕事の範囲や要求される成果は分かっている。だが、自分の仕事は大きな仕事の部分に過ぎない。自分の成果が全体の中でどう見えるか、全体の美しさに貢献しているか、となると分からなくなる。

 情報システムの仕事においても部分と全体の兼ね合いがある。一つのプログラムが開発した人の前で動いても、システムとして動かなかったり、システムが動いてもそれを使う企業の仕事に役立たなければ、全体としては失敗。

 仕事や企画を進めるにあたって、全体が備える要件と全体を構成する部分の要件をはっきりさせ、両者を整理しておく必要がある。そうした体系があってこそ、全体の出来映えや美しさを担保できる。

○何事にもアーキテクチャがある

 ここまでは「アーキテクチャ」の定義の説明。アーキテクチャとは、構造を持つシステム全体の機能、パフォーマンス、実現可能性、コスト、美しさが最適になるように、構成要素を体系立てて整理したもの。

 「エンタープライズアーキテクチャ」という言葉がかつてあった。エンタープライズアーキテクチャは企てあるいは企業の構成要素を体系立てて整理したもの。しかし「エンタープライズアーキテクチャ(EA)」は数年で静かになった。

○必要だが正面から取り組みにくいのはなぜか

 今、日本ではEAという言葉をあまり見聞きしない。エンタープライズアーキテクチャは、すべての企てや企業が持っている。整理されていなくても、何らかの仕様が企業の中に必ずある。

 「構成要素を体系立てて整理」せず、ビジネスやアプリケーションやデータやテクノロジーの仕様を埋もれたままにしておくと構造が段々分からなくなり、全体の「機能、パフォーマンス、実現可能性、コスト、美しさ」に悪影響を与える。

 人から言われてやろうとすると「エンタープライズアーキテクチャとは何か。それをどう作成するのか」が気になり、手法の勉強や人材育成へと話がそれる。すでに取り組んでいる手法があればそれを使って構成要素の整理をしていけばよい。

 企業が抱えるビジネスやITの構成要素は膨大で、整理に相当な時間がかかる。しかもビジネスや環境は変わっていくから、システム全体の美を意識しつつ、アーキテクチャを常時見直していく。企業が生きている限り、エンタープライズアーキテクチャは完成しない。それに近づくことを目指し、取り組みを続けることになる。
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