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2016年8月30日

8086:赤ちゃんに起こる結膜炎の原因、症状:監修記事紹介

赤ちゃんに起こる結膜炎の原因、症状

更新日:2016/07/28
(最初に清澤のコメント:これはヘルスケア大学というポータルサイトに掲載されたわたくしの監修した記事の採録です。よろしければ関連記事もありますので元記事をご覧ください ⇒http://www.skincare-univ.com/article/017382/)

結膜炎の基礎知識

感染力が強い結膜炎は赤ちゃんにも感染しやすい病気です。ドクター監修のもと、赤ちゃんにおける結膜炎の原因や症状、予防法について解説します。

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清澤源弘先生
この記事の監修ドクター:清澤眼科医院 院長 清澤源弘先生

結膜炎は小さなお子さんがかかりやすい目の病気といわれています。まだ免疫力が低くデリケートな赤ちゃんの目は、結膜炎などのトラブルをかかえやすいのです。

赤ちゃんが結膜炎になる原因

赤ちゃんが結膜炎になる原因はどのようなものがあるのでしょうか。

先天性鼻涙管閉塞

生まれたばかりの赤ちゃんでは眼から鼻を結ぶ鼻涙管が開いていない場合があります。そうしますと、生まれた時から片方または両方の目から涙や眼脂があふれた結膜炎の状態となります。これは、途中の経路がふさがれていることで起きる涙嚢炎ですから、専門医による診断と、治療が必要です。涙管洗浄と鼻涙管のブジーなどが行われますが、正しく指導された親の手でしばらく涙嚢マッサージをすると解消することも期待できます。

産道における感染に伴う結膜炎

生まれたばかりの赤ちゃんでは、親が産道に病原体を持って居ると感染症を発症することがあります。細菌である「淋菌」が原因となる「淋菌膿漏眼(りんきんのうろうがん)」や、クラミジア感染症、それにウイルスであるヘルペスの感染症などが知られています。クラミジア結膜炎は、新生児結膜炎の原因としても多く、粘り気のある目やにや腫れとともに、半分以上に鼻水やのどの腫れが現れます。その他病原菌となる細菌としては肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌といった身近な菌によるものもみられます。新生児に活動性の高い結膜炎がある場合には小児科医に早めにご相談になることをお勧めします。

ウイルス感染

兄弟が保育園や小学校に通っている場合、感染した兄弟を介して抵抗力の弱い赤ちゃんにもウイルス性の結膜炎が感染する可能性があります。

・流行性角結膜炎(通称:はやり目)
アデノウイルス8型他による感染症です。昨年からは重症のアデノウイルス54型の感染も増えています。まぶたの裏にブツブツとした隆起が現れ、白目に充血がみられます。大量の目やにも特徴です。感染力が強く、主治医からの許可が出るまでは保育園への登園はできません。

・急性出血性結膜炎
エンテロウイルスによる感染症。目やにと白目の結膜下出血が特徴です。主治医の許可が出るまでは登園禁止です。

・咽頭結膜炎(通称:プール熱)
アデノウイルス3型が原因となり、目の症状とあわせてのどの痛みや39℃前後の高熱がみられます。プールを介して感染することが多く、症状がなくなってから2日経過するまで登園はできません。

赤ちゃんの結膜炎の予防と治療

赤ちゃんは自分でかゆみや不快感を訴えることができません。そのため赤ちゃんの目の状態やむずがる仕草など、親の目で子どもの目をしっかり観察することが大切です。

そして、目やにや充血がみられる場合はすみやかに眼科もしくは小児科を受診し、早急に正しい治療を始める必要があります。自己判断で市販の目薬を使うというようなことは止めましょう。

乳児が結膜炎になった際の家庭での注意点として
●赤ちゃんの手を清潔に保つ
●目やにはティッシュペーパーでふき取り、そのつど捨てる
●タオル類は共用せずに、お世話の後はしっかり手を洗う

など、家庭内での感染を予防することも重要です。

また、クラミジアなど性感染症からの感染を防ぐために、妊婦検診の段階で性感染症にかかっていることがわかったときは、必要な治療をおこない出産までに完治させておくことが重要です。さらに、里帰り出産などで妊婦検診と出産する病院が異なる場合には、産後すぐに感染への対策ができるよう、出産を予定している病院にも事前に感染症の報告を行い、治療の相談を行うと安心です。

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