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2016年8月15日

8646:誤らないために自分の心の声を聴け:という箴言 上海その2


Flight of the bumblebee 熊蜂の飛行と訳します。
今回の学会でお会いした先生から意味深い哲学的な助言を戴きました。彼はインドの眼科学会をリードする学者の様で、今回の学会に招かれた6人のインド人学者を率いて上海にやってこられて、私の前の最初の「白内障術後の感染症」の演題を話されました。

20160813091756(学会プログラムの前で、今回お世話になった王維芳先生と)
偶然ですが、仙台の玉井信先生や富田先生をもご存知でした。夜のパーティーで彼は自分が書いた本の話を聞かせてくれました。その本の名前がflight of a bumblebeeというのだそうです。上の動画のリムスキーコルサコフの曲や、関連する物語と同名ですが、別の物語のようです。

 さて、彼がその御著書の中で言いたかったことは、『人ははじめ自分の心heartで感じることから始める。5-6歳になると、教育はそれに対して頭で考えることを教える。多くの場合それは人を賢くさせ、成功をもたらす。しかし、頭に頼るようになると、時に失敗をも引き起こす。だから、人のいう事、書いたものに学ぶのは良いが、無前提にそれを信じてはいけない。振り返って自分の心の声に耳を傾けることが、そのような失敗からあなたを守ってくれる。』という事でした。とても心に沁みる一言でした。

 興味を持って伺っていましたら、ご著書をお送りくださると言ってくださいました。楽しみにお待ちいたします。

 あとで考えると、論語の第2章「為政第二」の第15、「学びて思わざれば則ち罔し」。 白文:子曰、学而不思則罔、思而不学則殆。

書き下し文:子曰く、学びて思わざれば則ち罔し(くらし)、思いて学ばざれば則ち殆し(あやうし)。

口語訳(現代語訳):孔子先生はおっしゃいました。「学んで、その学びを自分の考えに落とさなければ、身につくことはありません。また、自分で考えるだけで人から学ぼうとしなければ、考えが凝り固まってしまい危険です」と。
繋がるお話かもしれません。

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