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2016年8月11日

8039:急性後天性共同性内斜視は過度のスマートフォン使用と関連する

急性後天性共同性内斜視は過度なスマートフォン使用と関連する
(Acute acquired comitant esotropia related to excessive Smartphone use Hyo Seok Lee, Sang Woo Park, and Hwan Heo)

眼科医清澤のコメント:それなりの症例数を集めておりますし、スマホ老眼の多くはこのような調節や輻輳の痙攣なのかもしれません。

背景の中で、後天性内斜視の代表的病態3つを挙げ、さらに2つを稀なものとして足しています。(1) Swan type: esotropia due to the disruption of fusion; (2) Burian-Franceschetti type: esotropia characterized by minimal hypermetropia and diplopia, often associated with physical or psychological stress; and(3) Bielschowsky type:esotropia that occurs in adolescents and adults with varying degrees of myopia, and shows equal deviation at distance and near fixation.
 そしてそのほかに稀なものとして、(4) refractive-accommodative type AACE, (5) AACE associated with accommodative spasm or intracranial diseases.としています。

アブストラクトの訳
背景

思春期の子供での過度なスマートフォン使用と関連する急性後天性共同性内斜視(AACE)の臨床的特徴と治療結果を説明すること。

方法

急性後天性共同性内斜視AACEを持つ12人の患者の医療記録および過度なスマートフォン使用の履歴を回顧調査して、スマートフォン使用の期間、斜視角、屈折値、立体視、および治療オプションを分析した。

結果

すべての患者が遠方時で15から45プリズムディオプトリー(Pd;平均:27.75 ± 11.47 Pd)の共同性内斜視を示した。斜視角は遠方視と近方視でほとんど同等であった。すべての患者は、数ヶ月にわたって(最短でも4か月)1日4時間以上スマートフォンを使っていた。近視性屈折値は、8人の患者にみられ(平均:−3.84D、±1.68D)、残り4人の患者ではわずかな遠視屈折性値が検出された(平均:+0.84 ± 0.53 D)。
 内斜視角の減少が、スマートフォン使用を控えた後にすべての患者においてみられ、両側の内直筋後転術は相当量の残余内斜視のあった患者3名において実行された。手術後の眼位正常化し、立体視も保たれていた。

結論
過度なスマートフォン使用は思春期の子供でのAACE発症に影響するかもしれない。スマートフォン使用を控えることでこれらの患者の内斜視を減少でき、残余斜視は手術により修復可能である。

キーワード:内斜視、内直筋後転、スマートフォン、ビデオ表示ターミナル

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