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2016年7月23日

7977:緑内障関連の話題 を郡司久人先生(慈恵医大属柏病院)に伺いました

緑内障関連の話題 を郡司久人先生(東京慈恵会医科大学付属柏病院教授)に伺いました。

7時までの診療を終えて、新浦安二駆けつけましたので、ご講演は既に始まっておりました。聞いた項目のメモからの要点です。なお司会の海老原伸行先生は講演の後、その内容を見事にまとめてくださっていました。
このご講演、特に耳新しいという訳ではなく、聞いてはいたことですが、よく知識が整理できるようなお話でありました。

○点眼だけで6年間視野がキープできた例:そのような例もあるが、

○緑内障の視野異常の予知現象というものがあり、その代表的なのは視神経周辺網膜の線状出血である。これが有ればいずれ視野欠損をそこに生じることが多い。

○プレペリメトリック緑内障という概念は、通所の自動静的視野計足では異常が検出できない段階の緑内障のこと。Wrinrebの図では、正常から失明の間でさあざまなことが起きる。

○ホワイトオンホワイトの視野計の原則。自動視野計でも31.5asb,ゴールドマンⅢの指標を基本とする。30-2、24-2、10-2を使い分ける。
通常の視野の他ではブルーオンイエローとFDT視野が比較的に普及した。

○プレペリメトリック緑内障の治療は原則は静観してよいが、対側眼の状況によっては治療を開始する。

○緑内障視野は黒く見えているわけではない。灰色の霧の中のイメージ。
 下半分の視野欠損は歩行などを困難にするが、運転者には上班の視野欠損で信号を見落とすことになる。

○現代の点眼は有効だが、30mmHg以上、視野障害の進行が速い、点眼副作用で継続困難、3剤以上の点眼はアドヒアランス面からも困難、などの限界がある。

○網膜感度と緑内障加療期間の関係を示す図は某眼科医院のページ他で見ることが出来る
-15dBを危険区域とし、年齢A、スロープS、現在の視野M、手術の必要性Nは15+M+(75-A)Sと示せる。

○手術を選ぶ場合、手術の種類はブロックの除去、房水流出路再建、ろ過手術などがあるが、術者の最も得意とするものになるだろう。
手術時期への考察:-15Dまでに、NTGでも濾過手術でよい。

○ただし、ろ過手術ではMDの悪化を招くことがあることに注意する。緑内障手術で見えや易くなりはしない、濾過疱の感染などの合併症もある。だからと言って手術を回避していると視野の悪化も起きる。

○線維柱帯切除術の問題点など
・ショートチューブのエクスプレスでは広く薄いブレブが出来る。
・眼圧を高めに仕上げてレーザースーチャーライシスを行う
・術後の眼圧はレクトミーの方が急に下がる傾向がある。
・今後は手術合併症と長期予後とが課題
・MMCレクトミーの得失:無血管性のブレブの危険や濾過疱の感染の危険
・新しい手術バルベルト(チューブの長いインプラント)、アーメド
○大学と開業医の連携
手術も考えたら大学などへ送る。早く送りすぎたということは無いだろう。
むしろ手術が手遅れにならない方向で考えてあら良いのではないか。
PPGという概念も含めて治療は考える。
将来的に両眼視野を残そうという事であった。

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