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2016年7月16日

7959:発達障害の原因と発症メカニズム(黒田洋一郎先生)を聴きました。

自閉症・ADHDなど発達障害増加の原因としての 環境化学物質  ―― 有機リン系,ネオニコチノイド系農薬の危険性(上) 黒田洋一郎 環境脳神経科学情報センター 木村―黒田純子というPDFが有ります。(http://www.actbeyondtrust.org/wp-content/uploads/2012/02/Kagaku_201306_Kimura_Kuroda.pdf)本日のお話の概要はほぼその内容に沿ったものでした。

1、発達障害児の症状は多様で,機能 神経回路(シナプス)形成不全でおこる
2、日米欧での発達障害の増加
3、発達障害の原因研究の流れ  ―― 遺伝から環境へ
4、発症しやすさを決める遺伝子背景 に「引き金を引く」環境要因
(1)400以上の自閉症関連遺伝子がつくる遺伝子背景
(2)発症の引き金を引く環境要因:子宮内環境,合成化学物質
(3)遺伝毒性をもつ合成化学物質による自閉症リスクの上昇
(4)自閉症関連遺伝子リストから発症メカニズムが類推できる
5、脳高次機能の脆弱性と統合失調症
6、発達障害の早期発見と予防・治療

また、若倉先生が座長として紹介された本は、発達障害の原因と発症メカニズム: 脳神経科学の視点から – 2014/5/19 黒田 洋一郎 (著), 木村- 黒田純子 (著) でした。

その内容は、『沈黙の春』の警鐘から50年! ついに農薬、殺虫剤など環境化学物質の毒性メカニズムを解明した、脳神経科学者の最先端情報。発達障害の子ども、切れやすい子どもたちの問題の科学的真実。 微細なシナプスから疫学まで、最新の脳を巡る科学を集積し、再構築された脳の「共発達」の様相は、発達障害の常識を逆転させ、さらに予防や、脳に沿った正しい療育すら明示する。;というものです。

著者略歴 黒田/洋一郎
1943年、東京都生まれ。1966年、東京大学農学部農芸化学科卒業。環境脳神経科学情報センター代表、首都大学東京客員教授。

眼科医清澤のコメント:演者は私より10年の先人。若倉先生が説き伏せて本日の特別講演の演者を引き受けていただいたという事でした。全ゲノム解析をしても、自閉症の直接の原因遺伝子は特定できず、しかしながら400もの関連遺伝子が見つかって来るのだそうです。そこで使われるのがエピジェネティクスという概念で、「生物の発達,分化の過程で,DNA塩基配列の変化を伴わない 遺伝子発現制御現象の総称」という事だそうです。要するに、農薬などの環境汚染が、自閉症の増加を招いているという事です。

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