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2016年7月12日

7948:iPS細胞ストック事業充実へ 東京海上グループと連携

iPS細胞ストック事業充実へ 東京海上グループと連携

毎日新聞2016年7月8日 11時10分

iPS細胞ストック事業のイメージ

眼科医清澤のコメント:iPs細胞は網膜色素上皮として加齢黄班変性の眼に移植することが期待されたが、最初の一例だけでその後の追加症例は行われていない。その理由は、発がん性のある遺伝子が培養された本人の細胞から出てきてしまったからだと聞いていた。それで、安全な遺伝子を持ち、且つ組織適合性の合う細胞を多種iPs細胞として細胞バンクにストックしておき、それを移植に用いようと考えたという事である。
 そうなると、ボランティアの細胞を採取できる医療施設の間口は広いに越したことはないのだが、東京海上診療所がそこで手を挙げた理由あるいは指名を受けられた理由が今一つ判然としない。その様な公的な色合いを持つ診療所としてのプレステージで集患力を高めて行こうという事であろうか?それとも京都大学側から何某かのインセンティブが期待出来るのであろうか?それにしても関東でその機能を担うことにされた医療機関が如何に丸の内にあるとはいっても私的機関で、しかもほとんど従来は名も知られていない診療所になったという理由が疑問。今後、この活動が高まれば、都内の診療所からも提供希望者を紹介することが出来るようになるのであろうか?

ーー記事の再録ーーー
 再生医療に使うiPS細胞(人工多能性幹細胞)を備蓄する「iPS細胞ストック事業」の充実のため、京都大iPS細胞研究所は8日、東京海上グループの提携医療機関「海上ビル診療所」(東京都千代田区)と連携すると発表した。現在、京都大病院(京都市)だけで細胞提供ボランティアから採血していたが、同診療所でも8月以降にできるようになる。

 ストック事業は、必要なiPS細胞を速やかに研究機関や医療系企業に分配するため、移植時に拒絶反応が起きにくいタイプの血液細胞からiPS細胞をあらかじめ作製し、品質のよいものを備蓄しておく取り組み。他人由来の細胞となるが、患者本人の細胞から作製する場合に比べてコストも低くできる。理化学研究所などが、目の難病患者に対する臨床研究で活用する方針を示している。

 現在、京都大病院だけで血液細胞を集めており、関東地方などの提供協力者も京都まで足を運ばなければならないのが課題だった。海上ビル診療所はJR東京駅に近く、提供協力者が土曜日に採血することも可能という。

 iPS細胞研は2015年8月にストックからの分配を開始。今のところ、日本人全体の17%に合う細胞を準備できており、今後取り組みを加速させて、17年度末までに日本人の3〜5割を、22年度末には大半をカバーする細胞を備蓄したいとしている。

 東京都内で記者会見したiPS細胞研の山中伸弥所長は「事業にとって大きな一歩。感謝している」と話した。【畠山哲郎】

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